水野忠興

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水野忠興(みずの ただおき、1942年4月- )は、医師、作家。

人物[編集]

東京府(世田谷区)玉川奥沢町生まれ。父は愛知県刈谷城水野忠政の流れをくむ幕末最後の松山藩水野忠明の孫で内務省官僚の一時を除く人生の大半を無職で過ごした。13歳で朝日新聞少年となり朝刊200部2年間担当。10代で家出、映画のエキストラ、工事現場の作業員、塾の教師、家庭教師など経験。横浜国立大学で経済学を、横浜市立大学で医学を学ぶ。88年横浜市大医学博士。横浜市公衆衛生奨学金を得て医学部卒後精神科および消化器内科を専攻。1988年日本内科学会総会公募シンポジュームにてヒポクラテスレリーフメダルを受ける。終末期医療を経て2002年横浜市に心療内科開設。江戸川乱歩賞候補2度。

著書[編集]

  • 『ようこそ心療内科へ メディカルエッセイ』近代文芸社、2002.10
  • 『診察室の向こうに メディカルノベルズ』全3巻、近代文芸社、2005-07
  • 『秋の蝉 砂の器は誰が書いたか』近代文藝社、2017.6
  • 『定と茂吉の間』近代文藝社、2018.6
  • 『水野一族の光と陰 大老土井利勝水野信元の実子だった』文藝春秋企画出版部、2019.8
  • 『ぼくの医学遍歴譚』文藝春秋企画出版部、2021.1
  • 『婚外子物語』文藝春秋企画出版部、2022.5
  • 『遠い悔恨 単眼児は見ていた』文藝春秋企画出版部、2025.2