歪み系エフェクト

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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歪み系エフェクトとは、元の音色に、各倍音単体の配列に当たる各サイン波に、奇数倍音を加えて、エッジの効果を加え、力強く鋭い音色で、厚みのある豊かな音色で、波形に歪みを与えた効果の音色。歪み系エフェクトにより、基音周波数が低い音域(低周波の音)でもフォルティッシモが出やすく、音の性質、音程感が明確になり、音高のエネルギーが強い。DSPエフェクトの一つ。歪み系エフェクトの種類は、大きく分けて、オーバードライブ、ディストーションがある。オーバードライブは、歪みの度合いは、軽度から中程度の歪み、マイルドな歪みをサイン波に与えるエフェクトである。ディストーションは、歪みの度合いがオーバードライブより強く、より力強く、鋭い、荒々しい音である。用途楽器は、エレキギターを中心に使っている。

ルートがCのときの完全5度、C4(約523.25Hz)とG4(約783.99Hz)を同時に鳴らして、そのまま歪み系エフェクトを掛けると、C4(約523.25Hz)より1オクターブ下のC3(約261.63Hz)の基音周波数の音が生じる。

電子楽器で、歪み系エフェクトを掛けた状態で、楽器名を、基音のみの音色「サイン波リード」「オカリナ」に設定して、鍵盤でどれか1鍵の音を鳴らすと、基音に奇数倍音が鳴っている。結果、矩形波に近い音色を持つ。

関連項目[編集]