樽廻船
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樽廻船 (たるかいせん)とは、日本の江戸時代、上方から江戸へ日本酒を輸送するために登場した貨物船である。
登場の背景[編集]
上方から江戸に向かう菱垣廻船はバラストとして最下部に日本酒を積んだ。各地に寄港したため到着日数が遅れ、日本酒が腐敗することもあった。
概要[編集]
腐敗しやすい日本酒を輸送するためだけに使われた専用船である。速度重視のため、基本的に他の貨物は搭載しない。構造は他の和船と同様である。
当初は酒の輸送を独占していた菱垣廻船からその地位を奪い、のちには酒以外の雑貨も運ぶようになって江戸と上方を結ぶ海運の主力となった。船体には垣立と呼ばれる構造を持たないなど、菱垣廻船とは細かな違いがあった。