枯葉剤

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枯葉剤 (かれはざい) とは、除草剤の一種。

概要[編集]

アメリカの植物学者であるアーサー・ガルストンによって発明された。ベトナム戦争などでは化学兵器として軍事利用された。

ベトナム戦争で散布された枯葉剤は2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-1,4-ジオキシン(TCDD)というダイオキシンが高い濃度で含まれており、これのダイオキシン汚染が原因で、ベトナム戦争中に数多くの奇形児がベトナムで生まれてしまった。動物実験では、催奇性が確認された。

ベトナム戦争で枯葉剤が巻かれた理由はマラリアを媒介する生物を退治するためだとされたが、実際にはベトコンの隠れ場となりうる森林の枯死や、ゲリラ支配地域の耕作地域破壊が目的だった可能性が高い。

関連項目[編集]