松本空港
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信州まつもと空港(しんしゅうまつもとくうこう、英: Matsumoto Airport)は、長野県松本市と塩尻市にまたがる地方管理空港である。
日本の空港の中で最も高い標高(657.5メートル)に位置することから、「日本一空に近い空港」というキャッチフレーズで親しまれている。
概要[編集]
松本盆地(松本平)の中央部に位置し、周囲を北アルプスや美ヶ原などの3,000メートル級の山々に囲まれている。1965年(昭和40年)に開港し、当初はプロペラ機専用の小規模な空港であったが、1994年の滑走路延長(2,000m化)によりジェット機の就航が可能となった。
標高が高く空気が薄いため、航空機の離着陸に際しては「揚力が得にくい」「エンジンの出力が低下する」といった高地特有の制約を受ける。そのため、滑走路長に対して大型機の就航が難しく、現在は中型・小型のジェット機による運航が主となっている。
歴史[編集]
- 1965年(昭和40年)7月:開港(滑走路1,500m)。
- 1994年(平成6年)7月:滑走路を2,000mに延長。ジェット機(B737等)の初就航。
- 2004年(平成16年):「信州まつもと空港」の愛称を採用。
- 2010年(平成22年):日本航空(JAL)が撤退。代わってフジドリームエアラインズ(FDA)が就航。
- 2021年(令和3年):東日本台風の影響で被災した鉄道の代替輸送や、FDAによる多角的なチャーター便運用などで注目を集める。
就航路線[編集]
現在、フジドリームエアラインズ(FDA)による定期便が運行されている(一部は日本航空とのコードシェア)。
特徴と課題[編集]
- 着陸の難易度:周囲を高い山に囲まれている地形的制約に加え、気流が不安定になりやすいため、パイロットの間では「日本一着陸が難しい空港」の一つに数えられることもある。精密進入を助ける計器着陸装置(ILS)が(地形上の理由で)設置されていない時期が長かったが、現在は独自の安全対策が講じられている。
- 信州スカイパーク:空港敷地の周囲は「長野県民公認」の広大な公園(信州スカイパーク)として整備されており、滑走路を間近に眺めながらウォーキングやサイクリングを楽しめる全国的にも珍しい構造となっている。
- 霧による欠航:盆地特有の濃霧が発生しやすく、冬場を中心に視界不良による欠航やダイバート(目的地変更)が発生することが課題となっている。