札幌市交通局8500形電車
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札幌市交通局8500形電車(さっぽろしこうつうきょく8500がたでんしゃ)は、1985年に札幌市電に導入された路面電車車両のこと。本項では8510形、8520形についても記述する。
登場の経緯[編集]
老朽化した700形、710形、210形の置き換えのために1985年より合計6両が製造された。
構造[編集]
共通事項[編集]
軽快電車の流れを汲む全鋼製車体が特徴で、シェブロン台車、カルダン駆動、RCT素子によるVVVFインバータ制御は札幌市電初採用となる。冷房装置は札幌の冷涼な気候の影響もあるのか非搭載である。
8510形・8520形での改良点[編集]
主にドアステップの改善や点検蓋の設置といった改良がなされた。
改造[編集]
機器更新[編集]
2012年から2013年にかけてIGBT素子のVVVFインバータ装置に更新されている。
方向幕のLED化[編集]
2014年から6両とも方向幕をLED化されている。この工事は2015年の札幌市電再環状化までに完了した。
リニューアル[編集]
2022年に8502号に対して実施。前照灯や尾灯のLED化、配管や降車ボタン、車内表示器などがなされた。冷房装置の搭載は見送られた。
8501号は2023年の廃車までこの工事を受けなかった。8510形以降には未施工である。
廃車[編集]
8501号のみ2023年8月に廃車され、2025年現在は合計5両が在籍する。