未来予測

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未来予測(みらいよそく)とは、今後起こり得る事象を、現状のデータや理論に基づいて推測することである。

科学的アプローチによる「予測」と、デマに近い「予言」が混在している分野であり、特にインターネットはインチキ未来予測者の格好の主戦場となっている。

概要[編集]

現代の科学技術をもってしても、未来を100%の精度で予測することは不可能である。

気象観測人口統計など、高度な計算に基づく「部分的な予測」は可能だが、それらは常に「確率」の概念を伴う。例えば「降水確率60%」は予測だが、「明日の12時3分に必ず雨が降る」という断言は、嘘、あるいはの領域である。

インチキ未来予測者が好むジャンル[編集]

人々の関心や恐怖を煽りやすい以下のジャンルには、自称・未来予測者が頻繁に出没する。

経済・金融・投資[編集]

「実利」に直結するため、最も信者が集まりやすい。

  • 内容: 「〇年後に日本経済は崩壊する」「ハイパーインフレが来る」「この暗号資産が10倍になる」など。
  • 特徴: 予測が外れても「時期が数年ズレただけ」「政府の介入により一時的に回避されただけ」といったによる言い逃れが容易である。

巨大災害[編集]

生存本能的な「恐怖」に訴えかける。

  • 内容: 「〇月〇日に巨大地震が来る」「富士山が明日噴火する」など。
  • 特徴: 地質学や気象学の複雑さを逆手に取り、「現代科学では解明できない未知の力(予兆)」を強調する。

政治・国際情勢[編集]

陰謀論との親和性が高く、非常に厄介なジャンル。

  • 内容: 「第三次世界大戦の開戦」「影の政府による世界支配」など。
  • 特徴: 複雑な外交問題を「善と悪」のような単純な構図に落とし込み、人々の分断や怒りを利用して自身の影響力を拡大しようとする。

予測を「的中」させるテクニック[編集]

一見すると当たっているように見える未来予測には、心理学的なトリックや統計的な罠が仕掛けられている。

  • バーナム効果: 何でも当てはまるような曖昧な表現(「近いうちに大きな変化がある」など)を使い、受け手に「的中した」と思わせる。
  • 後出しジャンケン: 何かが起きた後に「実は以前からこうなることを予測していた」と主張し、SNSの投稿を後から編集したりする。
  • チェリーピッキング: 数百、数千の予測を垂れ流し、当たった数個だけを大々的に宣伝し、外れた大多数を無視、削除する。
  • 確証バイアス: 信者は「当たった情報」だけを記憶し、「外れた情報」を無意識に忘却するため、予測者の権威が維持される。

未来予測は、あくまで「現在のデータから導き出される可能性の提示」であり、「絶対」を口にする者は詐欺師か無知であると断じて差し支えない。

関連項目[編集]