有鉛ガソリン

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有鉛ガソリン(ゆうえんガソリン)とは、ガソリンにアルキルを微量添加したものである。

概要[編集]

アルキル鉛にはエンジンのノッキングを防ぐ効果があり、アンチノック剤としての役割やバルブシート保護の役割があった。

1970年代頃まで自動車の燃料などに広く用いられていたが、呼吸や皮膚接触などで体内に容易に取り込まれて鉛中毒を引き起こすため、日本では1987年までに自動車用有鉛ガソリンは販売を終えた。有鉛ガソリン使用を想定したクラシックカーは無鉛ガソリンに専用の添加剤を加えるか、無鉛ハイオクガソリンを給油する。