日産・スカイラインクロスオーバー

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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スカイラインクロスオーバーとは、かつて日産自動車が製造・販売していたクロスオーバーSUV型の自動車である。

スカイラインクロスオーバーの語源・由来・意味は、名の通り、スカイラインをベースにクロスオーバーSUVの特性を与えたもので、元のスカイラインをクロスオーバーSUV風のボディスタイルの形状寄りにし、タイヤ外径を大っきくして704mmにし、走行性能自体がクロスオーバーSUVのスポーティーな走りとスポーティーなハンドリングの走行の意識・感覚を強調したものに由来する。スカイライン系の車で、スカイラインの派生車種として登場。

なお、タイヤ外径が704mmでも、凸凹道、起伏路、荒れ地、階段、段差という未舗装路・オフロードの走破性は、トヨタ・ハリアーハイブリッドと同じく、他のシティSUV、他のクロスオーバーSUVに比べて希薄で、考慮されていない。機能としてはセダンのような高級車に近く、外観的に野生味が乏しく、SUVらしさは希薄である。SUVとスポーツカーを融合したスタイル、スカイラインとSUVを融合させたモデルに見合った走行性能が味わえるので、SUVらしさは感じない。外観や上半分、プラットフォーム(車台)はスポーティーなハッチバック乗用車がベースで、下側やボディ形状はシティ系SUV型として融合。そのため、スカイラインクロスオーバーはSUVには含まれず、SUV以外のハッチバックに分類した方が無難である。スカイラインクロスオーバーのジャンルに属する車種、ボディタイプは、正確には、クロスオーバーハッチバックである。

駆動方式はFR(後輪駆動)をベースにした4WDで、乗り心地は硬めで、ハンドルに対する反応が機敏で、走りに力を入れている。

室内空間の広さは、平均レベルで、荷物室の広さも平均レベルである。リヤシートは足元空間の長さがやや広く、居住性は十分である。後席ではどれか1つを畳むと、十分に広い多彩な荷物室が得られ、積載容量も十分に確保されている。頭上スペースは、クロスオーバーSUVの中ではやや狭く、車高が比較的低めで、コーナリング時の安定性はB判定で、スポーティーな走りが味わえる。

ボディサイズ自体は、全幅は1800mmというMサイズで、小回り性能や取り回し性は比較的抜群である。