新ゴ

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新ゴ(しんゴ)とは、フォントの一つ。

概要[編集]

モリサワが開発し、DTPのフォントのゴシック体の一つ。書体の分類は、ゴシック体系の一つ。1986年、小塚昌彦が開発してデザインし、新時代のフォントとして発表し、1991年に発売されたゴシック体。1991年に「新ゴシック」として発売され、1993年に「新ゴ」に改称した。

「新ゴ」の語源は、「新しいゴシック体」に由来するシンプルな略称で、「新ゴシック」の略である。

新ゴは、ラインはストレートで、縦横幅は均等な太さでありつつ、かな文字の内側の空間(ふところ)が広く設計され、筆の勢いや強弱といった、ハネの角丸処理があり、機能的なラインで構成されている。新ゴの設計構造が持つイメージ・表情は、フラットで落ち着いた雰囲気で、やや柔和寄りで、素朴な表情で、少し地味寄りで、沈静的寄りで、感情を抑えており、未来的な印象を持っている。

新ゴには、バリエーションがあり、カスタマイズ寄りである「UD新ゴ」もある。

新ゴのフォントの太さ(ウェイト)は、新ゴL、新ゴR、新ゴM、新ゴDB、新ゴB、新ゴHの6段階ある。新ゴの文字の太さで、お勧めなのは、「新ゴM」~「新ゴDB」である。標準の太さに相当するものは、新ゴの場合は、新ゴRに当たる。

新ゴは、全角では、各文字に左右の幅のずれが無く、均等の幅、等幅に固定されている。

ゴナとの違い[編集]

カタカナの「オ」の部分は、2画目の縦線の終端でしっかりと上向きにハネる形状になっており、筆の勢いのトーンをより強く残した設計になっている。

カタカナの「コ」「ヨ」「ロ」の部分は、縦線の終端が、横画の外側へ突き出しておらず、外形には、横画と縦画が矩形的にまとまった輪郭になっている。

「新ゴ」は、「ゴナ」に比べて同じ太さの名称であっても、実際の画線が明確に太く設計されている。

新ゴのフォントの太さを、ゴナと同じ太さの値に換算すると、新ゴL≒ゴナM、新ゴR≒ゴナD、新ゴM≒ゴナDB、新ゴDB≒ゴナB、新ゴB≒ゴナHと同じ太さになる。

新ゴの設計は、ゴナに比べて、太さが新ゴHまで、どのウェイトにおいても文字が潰れない程度の処理を最優先している。新ゴHまでの太いウエイトでも画線の隙間が広めにとられて(錯視調整・空間処理されて)おり、文字を小さくしても潰れにくく、判読できるように作られている。新ゴとゴナの決定的な違いとして「文字が小さくなったときの処理」が挙げられている。新ゴは、ゴナに比べて、漢字の内部の線の太さが、ゴカール総合書体化と同様、外部の線よりやや細く、隙間ができて、全体的に文字が読みやすくなっている。

新ゴの数字や英字の形は、線の端の処理や数字のカーブの曲がり角が、ゴナに比べて、やや丸みに寄せたアプローチになっている。

もし、新ゴがMicrosoft Wordのフォントに付いた場合[編集]

新ゴを、Microsoft Wordの書式設定に換算すると、Microsoft Wordの文字の太さ設定「Bボタン:オフ⇔オン」切り替えると太さが変わる場合、太さ段階の差は1段階異なり、フォントファミリー内の設定では、新ゴの種類の表記法と実際の太さは、「新ゴR(Bオフ時)/Bオン時:新ゴM」「新ゴM(Bオフ時)/Bオン時:新ゴDB」の2段階の種類となり、Bオン時の最大の太さは一律で新ゴDBに固定される。

Microsoft Wordのフォント名の表記法 Bオフ時の太さ Bオン時の太さ 太さの段階数の差・飛び幅 備考と評価
新ゴR(Bオフ時)/Bオン時:新ゴM 新ゴR 新ゴM 1段階 R→M
新ゴM(Bオフ時)/Bオン時:新ゴDB 新ゴM 新ゴDB 1段階 条件「M⇔DB」に一致。M→DB。Bオン時の太さの最大値が一律でDBに固定される。

新ゴのフォントを、Microsoft Wordの行間を作る上下のスペースに換算すると、「MS 明朝」と同じく、グリッド線1行分を1行に固定しなければならない。

外部リンク[編集]