思春鬼のふたり

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

思春鬼のふたり』(ししゅんきのふたり)は、反転邪郎の漫画作品。

週刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて2014年11号から同年47号まで連載された。全44話。単行本は全4巻。単行本4巻には秋田書店のウェブコミック配信サイト『Champion タップ!』で2014年5月に掲載された第0話も収録されている。

あらすじ[編集]

世界お掃除機構(WCO)は、世に蔓延る滅するために殺人の依頼を受け付ける謎の組織。辻侘救はWCO所属の凄腕の殺し屋だった。

中学校卒業式の日、依頼によりイジメっ子を殺した侘救だったが、殺人現場をクラスメイトの白雪厘子に目撃されてしまう。目撃者は消さねばならない。首をナイフで切られようとした厘子は「侘救くんの第二ボタンをください!!」。

……この状況で、そんな台詞を言う?

話を聞いてみると、厘子は中学校の3年間、侘救を追い続け、殺人ボランティアを行った現場を目撃し、日記に克明に記してるとのこと。殺す気の失せた侘救は殺しの後始末を厘子に手伝わせて帰宅した。

卒業式の後日、厘子を呼び出した侘救は、厘子が侘救の殺しによって救われたと知る。

登場人物[編集]

辻 侘救(つじ たすく)
父親が銀行強盗に殺されたことをきっかけに、世の中を平和にするために殺し屋=お掃除人となった。
白雪 厘子(しらゆき りんこ)
幼いころは母親に虐待されていたが、侘救の「お仕事」によって救われる。
「侘救大好き」なストーカー
小鹿 陸(こじか りく)
世界お掃除機構のお掃除人兼お仕置き人。侘救より1歳上。
改造したノギスを武器とする。
星野 銀華(ほしの ぎんか)
元お掃除人。世界お掃除機構を潰そうと活動している。

世界お掃除機構[編集]

  • 組織の殺し屋は「お掃除人」と呼ばれる。
  • お掃除人は法的責任能力の低い18歳未満限定。
  • 報酬が出るわけではないが、依頼を果たすとポイントがもらえ、ポイントによってスマートフォンに表示される「担当者」のアバターの衣装が変更できる。
  • 目撃者の殺害も自己判断で許される。
  • お掃除人同士の争いは不許可。
  • ルール違反者には「お仕置き」がある。