後の祭り

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後の祭りとは、時機を逸してしまい、後からではもうどうにもならず、取り返しがつかない状況になり、間に合わず、手遅れであることを意味する。時すでに遅し。覆水盆に返らず。「後の祭り」の語源は、祭りが終わった後は、誰もいなくなり、規模に賑わいや盛り上がりがすぐに失われ、準備をして、訪れても間に合わず、無意味という意味から来ている。比喩として、初詣が終わった翌日を過ぎた頃に例えられる。初詣が終わった翌日を過ぎた後が、「後の祭り」の典型的なイメージである。不可逆的に失われるものを象徴的に表している。

生き物、人間に関する「後の祭り」は、老化、老いる、若さを失うことである。比喩的に、青春が失われていくことである。これは正しくは、主観的な老化である。

老化のサインが表れてからでは、若いときのようには100%言っていいほど戻すことはできないという厳格な警告を指す。年を取って、老化が進んでからではもう遅い、二度と元には戻せないということを意味する。人間の年齢層では、白秋に当たる。以前のような、若い頃にできていたことができなくなってくることである。過去の過ちにより、「昔、20代半ばまでの若い頃にあれをしておけばよかった」という悔恨の気持ちが生まれてくることである。

活動のピークを過ぎて、もうこれまでのようには活動できなくなり、楽しむこともできない状態になるという比喩的な表現に当たる。生理的制約による不可逆性を含んでいる。

尚、「祭りの後」と前後を逆にしてしまうと、全く意味が異なってしまうので要注意。

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