広域ブロック
広域ブロック(こういきブロック)とは、MediaWikiで行われるブロックの一種。IPv4の場合はX.X.X.X/XX、IPv6の場合はX:X:X:X:X:X:X:X/XXの形で表される。
広域ブロックの仕組み[編集]
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広域ブロックのやり方[編集]
以下はForum:特殊な操作の依頼/即時ブロック依頼に掲載されたIPであり、これを使って説明する。但し説明の都合上頭に0を補い、桁数が同じになる様にした。
IPv4 1. 001.073.033.081 2. 049.098.003.027 3. 049.098.241.094 4. 060.124.188.130 5. 060.158.150.151 6. 123.219.196.180 7. 124.209.186.018 8. 126.212.244.050 9. 126.157.242.085 a. 160.249.010.144 b. 160.249.010.251 IPv6 c. 2400:2200:02D9:50EE:5017:04FF:FE84:C17A d. 2400:2200:04BB:5D25:98AD:E9FF:FE92:B46B e. 2400:2200:04D9:AC37:A4DA:EEFF:FE61:36CC
広域ブロックの範囲を決める[編集]
上記をIPたちを見ると、IPv4では2と3が、上6桁、aとbは上9桁が同じであり、IPv6ではcとdとfが上8桁同じなので、49.98.0.0/6、160.249.10.0/9、2400:2200::/8を広域ブロック、それ以外は単独ブロックしてはいけない。何故なら、/の後に来る数字は10進数の桁数では無く、2進数の桁数だからである。その為、49.98.0.0./16、160.249.10.0/24、2400:2200::/32を広域ブロックする。
巻き添えを減らす[編集]
特定のIPのみをブロックするのとは違い、広域ブロックでは無関係のIPも巻き添えとなってしまう。160.249.10.0/24を例にとって説明すると、
160.249.010.000 巻き添えIP(最小) 160.249.010.144 荒らしIP 160.249.010.251 荒らしIP 160.249.010.255 巻き添えIP(最大)
と、256 - 2 = 254個の巻き添えが生まれてしまう。巻き添えを減らすにはどうすればいいか。その為には広域ブロックの仕組み(前述)を理解する必要がある。まず、IPの下3桁をそれぞれ2進数で書くと
[25][26][27][28][29][30][31][32] 1 0 0 1 0 0 0 0 荒らしIP 1 1 1 1 1 0 1 1 荒らしIP 註:[xx]は2進数のxx桁目である事を示す。
となり、25桁目迄は共通であり、26桁目で差が現れている。その為、160.249.10.0/24では無く、160.249.10.128/25を広域ブロックとすることで、巻き添えを128個減らす事が出来た。同様に、2400:2200::/32では2400:2200:480::/37の広域ブロックと2400:2200:2D9:50EE:5017:4FF:FE84:C17Aの単独ブロックにすることで大幅に巻き添えを減らす事が出来る。
練習問題[編集]
解答と解説は右をクリックして表示! |
208.147.11.0/28の広域ブロックと208.147.11.16単独ブロックの併用。 解説はwp:ja:Help:管理者マニュアル/広域ブロック#具体的な範囲算出方法を参照せよ。 |