女狐 (栗本薫)
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『女狐』（めぎつね）は、栗本薫の短編時代小説、およびそれを表題作とする短編集。
1980年から1981年にかけて雑誌掲載された短編時代小説8編を収録した作品集。1981年7月に講談社から単行本として発行された。のち、1983年11月に講談社文庫から発行された[1]。
収録された作品には高い評価を得たものもあり、「蝮の恋」「赤猫の女」の2編は日本文藝家協会編のアンソロジー『代表作時代小説』（東京文藝社）昭和56年版および57年版にそれぞれ収録された。また、「商腹勘兵衛」はエラリー・クイーン編のアンソロジー『日本傑作推理12選 第3集』（光文社）に収録された。
書誌[編集]
- 講談社（単行本）版：1981年7月20日発行 / ISBN 4-06-130780-0
- 講談社文庫版：1983年11月15日発行 / ISBN 4-06-183118-6
収録作品[編集]
- 女狐
- 初出：『小説現代』1980年3月号
- お滝殺し
- 初出：『小説現代』1980年9月号
- あぶな絵の女
- 初出：『小説現代』1981年3月号
- 赤猫の女
- 初出：『小説現代』1981年2月号
- 蝮の恋
- 初出：『小説現代』1980年7月号
- 商腹勘兵衛
- 初出：『小説現代』1980年4月号
- 微笑む女
- 初出：『小説新潮』1980年10月号
- 心中面影橋
- 初出：『小説現代』1980年12月号
脚注[編集]
- ↑ “『女狐』（栗本 薫,武蔵野 次郎,菊地 信義,安彦 勝博）”. 講談社. 2025年5月5日確認。