大器晩成
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大器晩成(たいきばんせい)は、「老子」四一章にある故事成語の一つである。[1]
概要[編集]
- 若い頃は能力が目立たず、速く作り上げることができない状態で、時間をかけて実力を養い、年を取って、若さを失いかけてから大成するということ。大きな器が早く出来上がらないように、大人物の大成が遅いことを形容した熟語でもある。[1]たくさんの経験を重ね、経験が豊富で、経験が成熟していることでもある。[1]遅咲き。
- 「晩成」とは、「年をとってから大成・成功」「経験が成熟した年齢」を表している。「晩成」は「熟年」とよく似ている。
一度大器晩成になると、決して若返ることは無い。
スポーツにおける大器晩成[編集]
学生時代や若手の頃よりも歳を重ねてから活躍するスポーツ選手を「大器晩成型」と評する事がある。
野球[編集]
和田一浩 - 20代は余りレギュラー出場できず余り活躍できなかったが、30歳を過ぎてから1800安打・290ホームラン以上を重ねる大活躍を見せた為典型的な大器晩成型のプロ野球選手とみなされる。
サッカー[編集]
三浦知良 - Jリーグ初年度の1993年に現役であり、多くのJリーガーが指導者に就く年代の50歳を過ぎ、50代後半になっても現役選手として、なおプレーする驚異的な選手生命の長さが称えられている。
スキージャンプ[編集]
葛西紀明 - 41歳を迎えたソチ五輪で行われた団体競技の主将を務め銅メダルを獲得した。また、国内大会でも極めて異例となる50代での優勝を成し遂げた。
大相撲[編集]
37歳を超えて幕内最高優勝を果たした旭天鵬や玉鷲が大器晩成型の力士とされる。
ボクシング[編集]
内藤大助 - 普通なら引退も珍しくない年代の30歳を過ぎて、初めて世界チャンピオンに輝き注目された。