夜になると僕は

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夜になると僕は』(よるになるとぼくは)は、原作:益子悠、作画:一×(にのまえかける)によるクライムサスペンス漫画。

少年犯罪グループにより姉を強姦殺人で亡くした大学生が、少年法によって顔も名前も明かされないまま出所し、社会復帰した犯罪グループ3人への復讐に乗り出す話。

週刊少年マガジン』(講談社)にて、2018年31号(2018年7月4日発売)[1]より、2019年15号まで連載された。全34話。単行本は全4巻。

あらすじ[編集]

8年前。14歳の望月小夜が3人の少年グループに強姦され、殺害された「清水川事件」。犯人の3人は逮捕されたが、少年法に護られて名前も公表されないまま、刑期を終え出所し、社会復帰した。

殺された姉が大好きだった望月和は3人の加害者たちが、現在どんな生活を送っているのか、事件を悔い、反省しているのか知りたいと考え、加害者の1人・馬場騎士の行方を追う。しかし、和は返り討ちに合ってしまい、大怪我を負って病院に搬送される。和は、病院で他人の夢の中に入るという不思議な体験をする。

登場人物[編集]

望月 和(もちづき わたる)
犯罪心理学を専攻する大学1年生の男。
黄金の眠り(ゴールデン・スランバー)
和が獲得した特殊能力。幽体離脱したようになり、時速20km/hていどの速度で移動できる。
自分の身体に能動的に触れた人物に対し、以下の事が行える。
  • その人物の夢の中に入れる。
  • 夢を通じて、その人物の現実の肉体に影響を与えられる。たとえば、夢の中で虫歯を抜くと、現実でも抜けている。
3人の加害者
馬場 騎士(ばば ないと)
24歳。事件当時16歳。秋山とは友人関係。
坂元 拓哉(さかもと たくや)
23歳。事件当時15歳。「坂元 一磨(かずま)」を名乗っている。
秋山に誘われてグループに加わった。「少年法をもっと活用すればよかった」と反省の色なし。
秋山 龍(あきやま りゅう)
24歳。事件当時16歳。主犯格。「喜多嶋龍仁」を名乗っている。
三角(みすみ)
刑事。男。和とは交流があり、小夜の墓参りも行っている。
桶田(おけだ)
刑事。女。三角班の1人。
遠藤(えんどう)
刑事。男。三角班の1人。

脚注[編集]

  1. 少年犯罪で姉を失った主人公描くクライムサスペンス「夜になると僕は」週マガで”. コミックナタリー (2018年7月4日). 2025年8月30日確認。