垂れ流し式便所

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
落下式便所 > 垂れ流し式便所

垂れ流し式便所(たれながししきべんじょ)とは、落下式便所の一種。

概要[編集]

排泄物が未処理のまま、河川に垂れ流されるもの。水洗式でも浄化処理をせずに河川や海へ垂れ流せば垂れ流し式となる。

なお便所のことを古い表現で「厠」(かわや)と言うが、これは川の上に小屋を作ってその上に穴を開け、そこで用を足し、排泄物を川に垂れ流しにしていたことに由来する。

列車便所における垂れ流し式[編集]

かつての列車便所の殆どがこの方式で、開放式とも呼んだ。用を足したらペダルを踏むなどして水を流し、排泄物は流し管を通して線路上に投棄された。管は可能な限り地上に近いところまで伸びてなるべく排泄物が飛散しない配慮がされていたが、列車や線路上の環境を汚す原因となっていた。

日本では旧型車両の淘汰、処理装置の搭載改造等で概ね1980年代までにほぼ消滅し、以降は動態保存車両の一部に残るのみとなっている。