同人アニメ方式

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同人アニメ方式とは、個人やサークルが制作し、YouTubeなどにアップして共有する事を目標とする制作方式。インディーズアニメ方式・自主製作アニメ方式とも呼ぶ。

概要[編集]

パラパラマンガやワークショップなど制作手法は多岐に渡る。これらは『広告収入方式』・『製作委員会方式』・『動画配信方式』・『劇場版アニメ方式』などの商業用ではなく、あくまで個人が楽しむ物として制作するのが一般的である。

制作の流れ[編集]

ここでは、原稿用紙+スキャナー+動画専用ソフト+デジタルペイントで、できるアニメ制作の流れを紹介。


1. 企画・立案

• 描きたいジャンルやキャラクター、世界観などの設定を企画する。

2. 絵コンテ

• アニメの設計図。カットごとの構図、キャラクターの動き、セリフや効果音、時間をタイムシート形式(または4コマ形式)で細かく設定する。

3. 原画・動画(下書き)

• アナログの原稿用紙(タップ穴付き)に、動きの要となる「原画」と、その間を繋ぐ「動画」を鉛筆で描き上げる。

4. スキャン(データ化)

• 描き上げた原稿をスキャナーでパソコンに取り込み、デジタルデータに変換する。その際、ファイルを「A1」「A2」と命名しておくと、分かりやすくなる。

5. デジタル(ペン入れ・色彩設計・着色)

• ペンタブレットを使ってデジタルの線をペン入れした後、デジタルペイントソフトでキャラクターや背景に色を塗る。または、アナログでボールペンでペン入れ→スキャンを行うと、そのペンタブでの工程が省略できる。

6. 撮影(エフェクト処理)

• 色を塗った素材をパソコン上で重ね合わせ、光の表現や画面のブレなどの視覚効果(エフェクト)を加える。

7. 動画編集(コンポジット)

• 撮影を終えた1枚1枚の画像をタイムラインに並べ、音声を合わせたりカットを繋いだりして1本の動画にする。

8. 完成(エンコード)

• すべての編集データを最終的な動画フォーマットに書き出し(エンコード)して完成。


この手法は、アニメ会社でも実践できるアナログ+デジタル手法でもあります。

あくまでも趣味制作[編集]

同人アニメ方式は、あくまでも趣味制作として行っているため、締め切りが無い。そのため、細部までこだわった手作りアニメーションも可能である。

同人アニメの商業化[編集]

個人制作アニメをアニメーション企業にパイロットフィルムとして持ちこんで、一定のレベルのクオリティーまで認められたら、商業化して、プロとしての道を歩む事も可能である。ただし、最初から認められるわけではないので、試行錯誤しながら次のアニメ作品を制作する必要性がある。例えば、とあるアニメ会社に自作アニメを持ち込んだ場合の評価としては、

「全体としてSFとしてまとまっているし、ロボット好きなら引き込まれる話になっています。でもこれだとアニメというより小説に近いんだよね。ナレーションが多すぎるし、脚本も説明口調。絵やキャラを通して話を進めていかないとアニメにしている意味がない。デッサン力はあると思います。でもデッサンであってアニメの絵じゃないんだよね。線が多すぎる、人物と背景の絵の差がない。もっとデフォルメして自分のアニメとしての絵を作っていかないとダメだな。あと、色彩の色が今の時代としては明るすぎる。もう少し彩度を落として見やすい様にしないと障害者視聴者は作品に集中できない。今回の持ち込みは新人賞を狙えるくらいのクオリティーにはなっていると思います。でも、商業用としてプロとしてやっていくにはまだ厳しい。深夜枠だと1クール13話、子供向けだと4クール1年間52話の1話4500枚-5500枚数を毎週書かなければいけない。それくらいの覚悟を持って私達は製作を行っている。今回の審査はここまで。また、新しいアニメ作品を期待して待っているよ。

との評価でした。また、アニメ会社が東方プロジェクトのアニメは作れないのか?と質問した所、

「東方プロジェクトは公式アニメにはならない。いや、正確には『ならないと思っていた方がいい』だが...。同人作品はzunさんが単体で出している物だが、アニメは違う。膨大な手間と人手、お金がかかる。スポンサーがつかなければ出来ない。東方プロジェクトはスポンサーが付きにくい。二次創作が人気がある故に公式アニメ化に対する抗議の手紙も多い。アニメ化を望んでいない同人作品もあるが、特に東方は多いんだ。『東方自体を汚すつもりか』や『アニメ化すると二次創作が自由に作れなくなる』といった内容のものだ。もちろん、アニメ化前提のコンテンツではないことは分かっている。説明すれば分かってくれる人もいるが、全てのファンの人が理解している訳じゃない。ファン達が共に時間をかけて作り上げた大切なコンテンツを企業が勝手にアニメ化となれば、不安になるファン達の気持ちも分かる。二次創作が豊富。それがこのコンテンツの最大の売りでもあるが、公式アニメ化を考えると最大の欠点になる。逆に公式アニメになっていないのに、同人作品が人気なことは誇れること。うちの社内にも東方のアニメ化をしたいという声もあるのは事実。ただ、公式アニメ化したいというのであれば、アニメ化まで計算して作らなければダメだったということ。東方は設定がアニメ向きじゃない。だからこそこのコンテンツは大きくなれたんだ。公式アニメ化まで視野にいれたら、東方プロジェクトはできていない。同人作品は企業がアニメ化まで考えて作るものじゃない。東方プロジェクトは原作がシューティングゲームだ。民放で放送する場合、スポンサーが付くのが条件だが、東方の場合は、主人公が未成年がお酒を飲む設定がある。アニメ化をするとその設定が変更になる。もし公式アニメ化する際、主人公を成人に変え、お酒のスポンサーが付けばそれでよいのだが、アニメ作品は原則として「子供が見るもの」という前提であることから、お酒のスポンサーは付いてはいけない決まりがある。東方は子供向けではないため、玩具スポンサーも付きにくい。スポンサーが付かなければ、深夜枠という選択もあるが、現時点では採算がとれるか難しいと思うので無いと考えた方がいい。...さらっと説明をしたが、そういう事。まとめるとアニメ会社が東方のアニメを作ることはガイドライン的にも不可能であるが、二次創作であれば作れる。もし君が将来、大人気クリエイターになったとしても、「描きたい事」を「楽しんで描く」事は忘れないでくれるとうれしいな。

とのコメントでした。また、更には

東方は一言で言えば、仏教(宗教)の少女キャラクターも扱っている。同人でギリギリOKでもテレビ放送や配信ではできない事もある。これが一番公式アニメ化が出来ない最大の理由でもあるんだ。ただ、近年では「同人としての東方」が少し弱まってきている傾向にあるため、商業の力を頼る所まで来ている。ここ最近ではマイナー音楽サークルが廃業した位なんだ。つまり、今の時代は商業の力無しで、サークルを営むのは難しい時代と言われているんだ。だから、サークル自体も模索している状況にあるということ。アニメもそうで、もう配信収入は飽和状態になっている。そのため、チェンソーマンの様な劇場版方式にするかどうかの模索も続いている。...ここまで苦しい話ばかりで申し訳ない。うちとしては、視聴者が楽しんでくれれば、それでモチベーションに繋がるし、励みにもなる。今日は色々と話したけど、ファン達の支えがあってこそのアニメだから、君も好きなアニメを応援してほしいな。

との内容でした。

同人アニメ方式で心がけてほしい事[編集]

同人アニメ方式は、初心者でも作りやすい点が挙げられる。例えば、パラパラマンガから始める。それだけでも凄い事。また、ワークショップなどを通じてアニメ制作の楽しさを知る事も重要である。クオリティーが高くなくても、作画崩壊してても、それはそれで「味のある」作品に仕上がる。それが同人アニメ方式の最大の特徴でもある。ヤマムラアニメーションの様に芸術的なアニメーションを制作し、様々な賞を受賞している人もいれば、東方プロジェクトの様な二次創作アニメなどの「自分が描きたい!」という思いから制作しているサークルがある。それらに共通している点は、「みんなで楽しんでもらいたい」という思いから来ている。そのため、今からでもアニメーション制作を行いたい場合の入門編として、そのアニメ方式を推奨する。

販売など[編集]

同人アニメ方式などは、YouTubeでアップする事が一般的でもあるが、東方プロジェクトの二次創作アニメの様に比較的大きいサークルであれば、DVD化の商品化を行い、コミックマーケット(通称コミケ)などの即売会で販売するケースも可能ではある。

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