吉崎酒造

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吉崎酒造(よしざきしゅぞう)は、千葉県君津市酒蔵[1]。現存する中では千葉県最古の酒蔵である[1]

概要[編集]

吉崎酒造のある君津市久留里は、2008年(平成20年)6月に、千葉県下では唯一となる「平成の名水百選」に選ばれたように酒造りに欠かせない「いい水」を産出する[1]。古くから、この地では「上総掘り」という技法を使って地下400メートル以上のところまで井戸を掘り、そこから湧き出る水を使って酒を作っている[1]。江戸時代には、久留里で作った酒は小櫃川を使い、船で木更津、そして江戸へと運んでいた[1]。現在の東京湾でも海の交通や舟運は発達しており、久留里周辺では酒造りが盛んになっていった[1]

そういった久留里の酒蔵の1つが吉崎酒造であり、1624年寛永元年)に創業した[2]。江戸時代に初代が越前国から房総に移住してきたこともあって、屋号越前屋と号する[1]。なお、初代が房総へ来た理由は不明[1]

代表的な銘柄は「吉壽きちじゅ[1]大吟醸がブームとなったさいには、大吟醸も作るようになり、「月華げっか」の銘柄で販売している[1]

主な銘柄[編集]

吉壽 純米吟醸[3]
  • 原料米 - 総の舞八反錦
  • 精米歩合 - 60%
  • 使用酵母 - 協会901号
  • 日本酒度 - +2
  • アルコール度数 - 15度~16度
純米の香りと吟醸の爽やかさの両方が楽しめ、飲みやすい。
吉壽 大吟醸 月華[3]
  • 原料米 - 山田錦
  • 精米歩合 - 40%
  • 使用酵母 - 明利酵母
  • 日本酒度 - +5
  • アルコール度数 - 15度~16度
辛口。

ふしぎな竹酒[編集]

ふしぎな竹酒は、吉崎酒造が販売している酒[1]。日本酒を詰めたものと、焼酎を詰めたものとがあり、竹のほうも青竹か表面を焼いたものかを選べる[2]。ネットでの販売を中心に人気となっている[1]

本物のの節と節のあいだに日本酒を詰めたものである[1]が、外から見て穴は見当たらない[2]。飲む際に、自分で竹に穴を開けて、酒器に注いで飲むようになっており、どのようにして日本酒を詰めたのかは秘匿されている[1]

宴会などで話題作りのために飲まれることもあるが、竹の爽やかな香りを香り付けした酒となっている[1]。また、誕生日などの年齢関係の祝いや正月の祝いに求められることも多い[1]

脚注[編集]

  1. a b c d e f g h i j k l m n o p 創業400年超え!千葉最古の酒蔵「吉崎酒造」”. BAYFM78 (2023年10月6日). 2026年8月22日確認。
  2. a b c 「APIOジムニーで行く 日本美味探訪 Vol.02」、『男の隠れ家』2023年12月号、三栄、2023年、 117頁。
  3. a b 「Part2 東日本の日本酒図鑑」『全国の日本酒大図鑑東日本編』 マイナビ出版、2016年、135頁。ISBN 978-4839953867

外部リンク[編集]