匿名・流動型犯罪グループ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

匿名・流動型犯罪グループ(とくめい・りゅうどうがたはんざいグループ)とは、組織犯罪の類型で、「SNSを通じて募集する闇バイトなど緩やかな結びつきで離合集散を繰り返す集団」である。略称匿流(トクリュウ)。

概要[編集]

2021年からの3年間の累計で1万人以上が検挙されている。検挙されたのは特殊詐欺、薬物営利犯、旅券偽造・不法就労助長・地下銀行などの犯罪インフラ犯、闇バイト関係といったものがある。

暴力団半グレに犯罪で稼いだ資金を上納している所もあるとされる他、政治デモ活動へのサクラの動員にもトクリュウが関わっているのではないかとされる。

トクリュウは実行役を集めるリクルーターや指示役と実行役に分かれ、リクルーターや指示役は実行役を集めたり指示を出したりするだけで自らは犯罪行為を行わず、実行役に全てを行わせる。仮に警察の捜査が迫っても、実行役を切り捨ててリクルーター・指示役は逃げ果すという魂胆。

なおヨーロッパにも類似の犯罪グループが存在する。こちらは刑罰が軽くなる子供を実行犯として巻き込むという特徴がある。

主な事件[編集]

ルフィ広域強盗事件

詳細は「ルフィ広域強盗事件」を参照

指示役は日本警察の捜査が及びづらいフィリピンに拠点を置き、メッセンジャーアプリを通じて日本国内の実行役を募って指示を出していた。

首都圏連続強盗事件

詳細は「首都圏連続強盗事件」を参照

警察の対応[編集]

全国的な特殊詐欺捜査体制の構築、一部県警でのトクリュウ対策の部署設置、闇バイトに応募して個人情報を握られてしまった本人や家族を保護する仕組みの運用開始などで対策を強化している。