北の熊

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

北の熊(きたのくま、ミーシカ・ナ・セーベレ、ロシア語: мишка на севере)は、ロシアの市販チョコレート菓子のブランド名。ナッツ入りのチョコレートキャンディーである[1]

「北の熊」とは、いわゆる北極熊のことである。パッケージにも北極熊が描かれている。

ソビエト連邦時代のレニングラード(現・サンクトペテルブルク)にあるウラジーミル・レーニンの妻・ナデジダ・クルプスカヤの名を冠した製菓工場で、レニングラード包囲戦のさなかとなる1939年に生産を開始している[1]。レニングラード包囲戦が続く間も、材料の変更などはあったが、クルプスカヤ製菓工場では「北の熊」の製造が継続された[1]1943年イスクラ作戦後には、3トンの「北の熊」が生産された。

ソビエト連邦時代は、複数の菓子工場で「北の熊」ブランドのチョコレート菓子が製造されることになるが、それら菓子工場の中でも最大規模の工場はレニングラードのクルプスカヤ製菓工場であった。

1995年には、「ロシア語: мишка на севере」の商標権をクルプスカヤ製菓工場が取得した。

2006年から2015年にかけて、ノルウェーの持ち株会社「オルクラ(Orkla ASA)」が商標権を取得すると共にクルプスカヤ製菓工場を買収した。2008年までは「北の熊」の名の菓子を他の企業でも生産し続けていたが、商標法の改正にともない、生産を停止している。

伝統的に「北の熊」ブランドはチョコレート菓子のみが製造されてたが、チョコレート、チョコレートバーなど他の菓子製品も生産されるようになっている。

パッケージは芸術家のタチヤナ・ルキャノワ(1947年 - 2011年、Татья́на Влади́мировна Лукья́нова)がデザインしたものが1975年から2010年まで使用された。ルキャノワは1981年にはロゴのデザインも行っている。新規パッケージの北極熊の絵が公表されたが、多くのロシア人には気に入られず、古いデザインの包装と新しいデザインの包装の両方を販売するようになった[1]

脚注[編集]

  1. a b c d アンナ・ルジェフキナ (2017年12月26日). “ソビエト・レトロ:ロシア人が今でもよく使うソ連製品6選”. RUSSIA BEYOND. 2026年4月25日確認。

外部リンク[編集]