出禁のモグラ

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出禁のモグラ』(できんのモグラ)は、江口夏実による日本漫画作品

概要[編集]

モーニング』2021年19号から隔号で連載。

ストーリー[編集]

広辞苑が当たったことで倒れているモグラと出くわした真木栗顕桐原八重子。モグラはあの世に行くことができない刑罰を受けており、あの世に行くための灯うぃ集めているという。モグラとかかわったことで霊が見えるようになった真木と八重子だったが、二人は八重子のバイト先の後輩である犬飼詩魚が霊にとりつかれやすい体質でモグラに相談する。

登場人物[編集]

モグラ / 百暗 桃弓木(もぐら ももゆき)
声 - 中村悠一
自称「仙人」の年齢不明の男。あの世から刑罰を受けたことで、あの世に行くための道しるべである「灯」を持つ権利をはく奪されているためにあの世に行くことができない。そのため、あの世に行くための灯をえるために、幽霊から出される鬼火をカンテラに集めている。あつかましい性格ではあるが、戦場では他人のために鬼火を使用するなどして灯は中々集まらないでいる。
住民票などは持っていない。1942年に作ったことはあるものの、徴兵されて戦場に行ったことがトラウマで以降は作っていない。
広辞苑がぶつかってけがをしたときに真木と八重子と知り合う。
真木 栗顕(まぎ くりあき)
声 - 大河元気
八目大学文芸学科3年生。児童文学をとっている。陰キャだが、善人。
八重子とお酒を飲んで帰る途中に広辞苑にぶつかってけがをしたモグラと会ったことがきっかけで、幽霊が見えるようになってしまう。それ以来、モグラに色々と協力することになる。
桐原 八重子(きりはら やえこ)
声 - 藤井ゆきよ
真木と同じ大学の同級生。年齢よりも幼く見え、モグラは初対面の時は中学生だと思っていた。
真木とお酒を飲んで帰る途中に広辞苑にぶつかってけがをしたモグラと会ったことがきっかけで、幽霊が見えるようになってしまう。モグラと会ったときに曾祖父の写真にモグラと似た人物が写っていることに気づき、酷い大けがをしたのに一晩で治った話を思い出して、モグラが曾祖父を助けてくれたのではないかと推測する。
幼い見た目に対してコンプレックスがあり、詩魚と初めて会ったときにみた巨乳に衝撃を受けて、お客さんもみんな詩魚のほうを見ていたと真木よりも卑屈になったりしたこともある。
犬飼 詩魚(いぬかい しお)
声 - 藤田茜
高校1年生。八重子の喫茶店のバイトの後輩にあたる。
霊に憑かれやすい体質。
猫附 梗史郎(ねこづく きょうしろう)
声 - 村瀬歩
詩魚と同じ高校の3年生。
ナベシマ
梗史郎に憑いている化け猫。
猫附 藤史郎(ねこづく とうしろう)
声 - 武内駿輔
梗史郎の父親。幻想小説作家であり、真木の通っている八目大学の幻想文学論の教授。
猫附 杏子(ねこづく きょうこ)
声 - 種﨑敦美
藤史郎の妻。

その他[編集]

藤村 優一(ふじむら ゆういち)
真木と同じ児童文学ゼミをとっている。基本的にいいやつではあるが、陽キャで押しが強いこともあって、真木は苦手にしている。彼が筋肉を鍛えるために広辞苑をもちあげて落としてしまい、それがモグラにぶつかったことが真木、八重子がモグラと出会うきっかけとなっている。
佐藤 真由(さとう まゆ)
真木と同じ児童文学ゼミをとっている。優一の彼女。
神沼 清助(かみぬま きよすけ)
真木がバイトしている100円ショップの店長。
桐原 雄八(きりはら ゆうはち)
八重子の曾祖父。かつて戦争でモグラに助けられたことがある。
詩魚のストーカー霊
詩魚についていた粘着質な性格の霊。梗史郎の化け猫にやられてはらわれる。

書籍[編集]

講談社モーニングKC〉より発売。

タイトル 初版発行日 ISBN 備考 サブタイトル
1 2021年9月22日(2021年9月22日発売) ISBN 978-4-06-523881-3
  • 第1話 都内某所にて
  • 第2話 関わらなければいいものを
  • 第3話 抽斗の仙人
  • 第4話 話し相手
  • 第5話 バイト先にて
  • 第6話 幽霊=人間
  • 第7話 猫附梗史郎
  • 第8話 揃った人材
  • おまけ漫画

テレビアニメ[編集]

2025年7月より放送される。江口夏実の漫画としては『鬼灯の冷徹』に続くアニメ化作品。

脚注[編集]


外部リンク[編集]