写研

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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写研とは、写真植字機(写植)の開発や、古くから使われている独自の日本語フォント(書体)の制作で知られる日本の老舗企業のことである。正式名称は「株式会社写研」。業界の一つ。写研によるフォントは「写研フォント」という。

写植は、写真の原理を使って、印刷用の文字を印画紙に印刷する技術や印字物のことである。

写研を開発したのは、創業者の石井茂吉と森澤信夫の2人によって共同開発され、1926年に設立した。

写研の語源は、「写真植字機研究所」の略称で、写真植字の「写」と、研究所の「研」の2文字を組み合わせて「写研」と略したことに由来する。

1970年代以降の古くからの有名書体は、「ゴナ」「ゴカール」「ナール」「石井明朝体」が基本で、日本のデザイン界で広く使われた個性豊かなフォントを数多く生み出した。

「ゴナ」「ゴカール」「ナール」は、相対的な古さを感じるフォントである。

写研の機器は、機種によっては「アナログ式=手動写植機」と「デジタル式=コンピューター制御」の両方が使われている。キーボード+コンピューターを使って、デジタルフォント化のための、電算写植システムが普及した。

写研の仕組みと入力方法については、手動写植機は、複数の異なる文字が並んだ文字盤を使って、特定の文字を目視で探し、手動でレバーを動かし、1文字ずつ光で印画紙に印刷していた。

かつての印刷現場を支え、現在はデジタルフォントの開発・販売などを手がけている。