数学の線形代数に於ける内積とはベクトルの掛け算の一種である。演算記号の形から点乗積、ドット積とも呼ばれる。(演算結果が数となるからかスカラー積とゆー別名もある。)
2つのベクトル A , B {\displaystyle {\boldsymbol {A}},{\boldsymbol {B}}} に対し内積は以下の等式にて定義される。;
(θは上記ベクトルが成す角である。)
このベクトルを成分表示して
とおこう。ここで三角関数の余弦定理より
が成り立つが、これを上記の成分表示に用いると上式の左辺は ( A x − B x ) 2 + ( A y − B y ) 2 + ( A z − B z ) 2 {\displaystyle (A_{x}-B_{x})^{2}+(A_{y}-B_{y})^{2}+(A_{z}-B_{z})^{2}} となり、右辺は A x 2 + A y 2 + A z 2 + B x 2 + B y 2 + B x z − 2 ( A ⋅ B ) {\displaystyle A_{x}^{2}+A_{y}^{2}+A_{z}^{2}+B_{x}^{2}+B_{y}^{2}+B_{x}^{z}-2({\boldsymbol {A}}\cdot {\boldsymbol {B}})} となる。この左辺を展開すれば
とゆー風に内積の計算公式が得られる。//