内格

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

内格とは名詞の格変化の一つである。

用法[編集]

内部格のうち、「〜の中で」を意味する。英語ではinやatのついた名詞に相当する。ハンガリー語フィンランド語に見られる。

ハンガリー語での用法[編集]

ハンガリー語において〇〇(地名)で表す場合、ハンガリー国内であれば上部格の上格を用いるが、外国の地名の場合はこの内格を用いる。ただし語末にföld(地),sziget(島)のようなハンガリー語で地形を表すものがある名詞は上格を用いる。例:

  • Ausztriaban(オーストリアで)
  • Japánban(日本で)
  • Bécsben(ウィーンで)
  • Varsóban(ワルシャワで)
  • Berlinben(ベルリンで)
  • Tokióban(東京で)
  • Ószakaban(大阪で)

ただし語末にföld(地),sziget(島)のようなハンガリー語で地形を表すものがある名詞は上格を用いる。

内格を用いない言語での扱い[編集]

英語・フランス語では前置詞を用いる。英語だとin、フランス語だとdans。

ドイツ語・ロシア語では前置詞を用いる上に、格変化も伴う。ドイツ語だとin+3格(与格)、ロシア語だとв+前置格。

関連項目[編集]