内格
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内格とは名詞の格変化の一つである。
用法[編集]
内部格のうち、「〜の中で」を意味する。英語ではinやatのついた名詞に相当する。ハンガリー語やフィンランド語に見られる。
ハンガリー語での用法[編集]
ハンガリー語において〇〇(地名)で表す場合、ハンガリー国内であれば上部格の上格を用いるが、外国の地名の場合はこの内格を用いる。ただし語末にföld(地),sziget(島)のようなハンガリー語で地形を表すものがある名詞は上格を用いる。例:
- Ausztriaban(オーストリアで)
- Japánban(日本で)
- Bécsben(ウィーンで)
- Varsóban(ワルシャワで)
- Berlinben(ベルリンで)
- Tokióban(東京で)
- Ószakaban(大阪で)
ただし語末にföld(地),sziget(島)のようなハンガリー語で地形を表すものがある名詞は上格を用いる。
内格を用いない言語での扱い[編集]
英語・フランス語では前置詞を用いる。英語だとin、フランス語だとdans。
ドイツ語・ロシア語では前置詞を用いる上に、格変化も伴う。ドイツ語だとin+3格(与格)、ロシア語だとв+前置格。