倉田艶子

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

倉田艶子(くらた つやこ、1896年6月20日‐1988年4月6日)は、作家、倉田百三の妹。

人物[編集]

広島県庄原生まれ。倉田百三の妹。日本女子大学家政学科卒。筆名・面足千木(オモタル チギ)。1922年「大雀命」「かねごと」2編を収めた戯曲「芸楽道場叢書」を出版、百三が序文を書いた。百三主宰の「生活者」にも参加、父の死後「挽歌」、母の死後「愛嬢」などを書いた。1932年小西弓次郎と結婚(野球解説者小西得郎の弟、ロシア文学者小西増太郎の次男)。大学時代、佐野文夫とデートする際に佐野が他人のマントを質入れしてしまい、菊池寛がその罪をかぶるというマント事件が起きている。

著書[編集]

  • 『大雀命』春陽堂 芸楽道場叢書 1922
  • 『鶴草紙』桃山書林 1949
  • 『愛嬢の手記』桃源社、1972
  • 『青人草』小西弓次郎,岩波ブックサービスセンター 1989
  • 『兄百三』小西弓次郎,岩波ブックサービスセンター 1989