世界の穀物庫

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

世界の穀物庫 (せかいのこくもつこ) とは、ヨーロッパロシア及びウクライナ周辺の穀倉地帯を表す言葉(比喩)である。

概要[編集]

ヨーロッパロシアやウクライナなどの東ヨーロッパ地域は巨大な平原である東ヨーロッパ平原が存在しており、起伏の少ない地形が数千キロメートル単位でつづいている。また、東ヨーロッパ平原の土壌も肥沃で、特にウクライナ周辺のチェルノーゼム(黒土)は世界最高峰の肥沃度を誇る。

ロシアウクライナはこの広大な大地を農業に生かし、多くを農地とした。その中でも小麦などの穀物が中心となって栽培され、世界に輸出していたためこの「世界の穀物庫」という比喩表現が使われるようになった。実際、小麦の輸出量はロシアが世界1位で、ウクライナが世界5位と上位を占めているため、まさに世界の穀物庫と言っていい地域なのである。

また、小麦畑はウクライナ国旗のモチーフになっている。ウクライナ国旗は上の青色が空、下の黄色が小麦畑を表しており、ウクライナの代表的な景色は小麦畑であるということがわかる。

穀物庫の危機[編集]

この地域は世界の穀物庫と呼ばれてはいるが、ロシアのウクライナ侵攻が始まってからはこの穀物庫としての役割が危機にさらされている。ロシアウクライナ侵攻を開始してから、戦争に反対する西側諸国を中心に作物の輸出を制限しており、ウクライナは戦争の影響で小麦を栽培・輸出をすることが困難になっている。

このようなことがあり、この地域は世界の穀物庫としての役割を果たせなくなる可能性が高く、一部地域で食料問題が発生する可能性もある。

関連項目[編集]