ルビーの指環
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ルビーの指環とは、1981年2月5日に発売された寺尾聰の楽曲。作詞者=松本隆、作曲者=寺尾聰。表記法は「ルビーの指環/寺尾聰」。
オリジナルキーはト短調→嬰ト短調。音域は、最低音はG1(約98Hz)で、普通の男性の音域の最低音より結構低めで、男声のギリギリの最低音であった。
歌詞の内容の意味、解説[編集]
曇りガラスなどを使って向こうを見た場合といえば、ガラスの向こう側がややぼやけて見え、光が当たった時に、表面がつるつるに近い光り方、つまり半透過をイメージされる。ただ、この曇りガラスは、お店のガラスは外の寒さと店内の暖房で曇っている。枯れ葉一つもないという比喩により、言葉で表現しようとしても、何を言えばいいのかわからず、言葉が理解できないまま、大切な人を失ってしまったのである。
主人公は付き合っていた女性から別れたため、恋人が別れの場面で、悲しみに暮れ、孤独を感じ、つらい気持ちで、腰や背中を曲げている。男性側にルビーを返すくらいなら、過去の思い出ごとに忘れてくれという、男のプライドとしての切ない感情が意識され、恋の終わりを描いている。
彼女が抜き取った指環はルビーであり、彼女のセリフを思い出しており、それが頭の中や心から離れないという心理描写になっている。主人公が女性と付き合い始めたのは暑い夏の真っ盛り、8月で、8月の暑い日差し、日照りの中で、2人は遠い幻のような愛を誓ったのである。
言葉が理解できないことから、孤独でいることに慣れてしまった感覚になり、親しさ、愛しさを気にせずに未来へ突き進んでいく。傷がつかないうちに、女性はお店から去っていきたいという、未練を断ち切る気持ちになる。
カバーしたアーティスト[編集]
- 庄野真代
- 桑田佳祐
- 福山雅治
- 森恵
- 水谷豊
音域データ[編集]
- 最低音:G1(約98Hz)、最高音:B♮2(約246.94Hz)