ルイ17世
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ルイ=シャルル(仏:Louis-Charles)とは、フランス王ルイ16世とマリー・アントワネットの次男である。フランス革命の渦中、革命に反発する王党派からはフランス国王ルイ17世とみなされていた。
1785年3月27日にヴェルサイユ宮殿で生まれる。父ルイ16世は子作りの方法が分からず、義兄ヨーゼフの指導を受けたという。1789年6月に兄が死去したため王太子にたてられるが、同年7月14日にフランス革命が勃発。1793年以降、幼いルイは家族から引き離されてタンプル塔に幽閉されてしまう。7月3日から靴職人アントワーヌ・シモン夫妻の保護を受け革命思想を叩き込まれるることとなるが、翌年1月以降はシモン夫妻からも隔離され完全に監禁状態となった。満足な食事も与えられず、まだ幼いルイの健康状態は日を追うごとに悪化していった。1795年6月8日、恐らく結核により死亡した。享年10。シモン夫妻が虐待を加えたのではないかという見方もあるが、恐らく革命政府を貶めるための王党派のデマである。
ナポレオン戦争集結後、実は彼が生きているのではないかという噂が広まり、ヨーロッパ中で40人近くが我こそがルイ17世だと名乗りを挙げたが何も僭称と判明している。