モーメント 永遠の一瞬

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

モーメント 永遠の一瞬』(モーメント えいいえんのいっしゅん)は、槇村さとるによるフィギュアスケートを題材とした漫画

2014年7月30日から2024年1月30日まで連載された。話数表記は「♡No.〇」、全100話。単行本は全20巻。

あらすじ[編集]

オリンピックで圧倒的な実力と表現力で観客を魅了した北原雪

雪の過去をさかのぼり、小学生時代から雪が歩んだ道のりを描く。雪が競技人生において支えとなった友、ライバル。強化合宿や大会で雪が味わった勝利と挫折。プロのスケート選手としてのプレッシャーや業界の慣習、利害関係といった業界の残酷さも雪の身に降りかかってくる。

そうして、雪は少女から大人へと成長していく。

登場人物[編集]

北原 雪(きたはら ゆき)
北海道札幌市出身。幼いころからスケートに才能を見せており、10歳のときに上京して受けたフィギュアスケートのバッジテストではスクール通いを免除され、いきなりクラブ所属となる成績を残した。
新しく習うスケートの技も、一度滑れば、すぐに自分のものにしてしまう才能を持っている。その才能の高さ故に、周囲からも妬まれることも多い。落ち込む事も多いが、明るい性格と芯の強さで乗り越えて行く。
父母は別居中ではあるが、健在。
中村 睦月(なかむら むつき)
雪と同年齢のフィギュアスケートのメダリストを目指す男子。
非常に落ち着いた性格をしており、スケートの成績も、学業成績も優秀。厳格な父親は、睦月がスケートでどんなに好成績を収めても認めくれず、過保護な母親は睦月が雪に惹かれていることを知ると、睦月のキャリアの邪魔になるのではないかと懸念して雪に対して異常なほどの憎悪を持つようになる。
吉岡 大也(よしおか だいや)
小学校では雪のクラスメイトとなる男子。アイスホッケーを5年間やっていたが、雪と睦月に影響されてフィギュアスケートに転向する。雪が小学校でいじめられそうな際には、自らが矢面に立って雪を守った。雪の心が大也に向いていない事も承知のうえで、雪のことを想い続ける。
フィギュアスケートでは大胆な演技で観客を魅了し、睦月に並ぶほどに成長する。
樋口 奈々(ひぐち なな)
フィギュアスケートのメダリストを目指す女の子。母親がフィギュアスケートの元選手であり、練習のたびに細かい指導を受けてる。その一方で、母親の過保護さを煩わしいとも思っている。雪のスケートの才能は認めており、自分の実力不足も理解しており、負けないように毎日厳しい練習に励む。
椿 研人(つばき けんと)
フィギュアスケートのジュニア選手の男子。国籍はフランスでフランス育ちでもあるため、日本人離れした雰囲気がある。
スケートの実力は高いのだが、練習が嫌いで練習を抜け出す事も多々ある。雪に競技者として息抜きの重要さを教える。
エカテリーナ・ペストア
ロシアのフィギュアスケートのジュニア選手の女子。
圧倒的な実力と才能を持つが、雪の才能と将来性に自分を脅かす存在になると警戒する。雪からもライバル視されている。
外観は天使のようにかわいらしいが、気が強く、自他ともに厳しい。
マリヤ・聖子・グラチョワ(マリヤ・せいこ・グラチョワ)
ロシアの女子フィギュアスケートの監督を務めている女性。旧ソビエト連邦時代は、アイスダンサーとして活躍していた。
派手な衣装を着て、スケートリンクで煙草を吹かすといった行動もするが、選手の素質を見抜く目は確かである。
エカテリーナの指導をしているが、雪と出会ってからはエカテリーナ以上の情熱を持って雪を鍛え上げようとする。
怪我により思うように滑れなくなった雪に競技スケートを再開させるきっかけを与える。
片桐レイコ(かたぎりレイコ)
現役のフィギュアスケート選手。雪のコーチを行い、雪を全日本選手権優勝へと導く。
雪の母親・純子がイタリアへ行った後は、雪はレイコの家に同居することになる。
榊(さかき)
レイコも料理をしないため、レイコと雪の共同生活において栄養管理、体調管理を行う。
パトリック
大関
前園