フォント
フォントとは、文字を作ったり、文字を入力したり、文字を印刷するときに、文字の形状を複数デザインしたもので、書体の文字のことである。書体。
フォントの文字の見た目は、それぞれに個性を持ったり、印象やイメージを明確に区別して決定づける役割を持っている。
なお、厳密には「書体」と「フォント」は異なる概念である。書体は、Microsoft Wordのフォントといったパソコンの文字のデザインだけではなく、写研を含めた、全ての文字のデザインや表情に共通するそのもの(例:ゴナ、ゴカール、ナール、石井明朝)で、全ての書体のことで、「時代」「データか文字盤か」「写研かパソコン用か」という形式を問わないものである。書体の英語表記は「typeface」であって、「font」ではない。フォントは、その書体を実際にパソコンで使用できるデータ、書体をパソコンでデジタルフォント化されたデータのことで、かつ、サイズ・太さなどを含めたものをいい、書体と区別される。デジタルフォントは、パソコンやスマホで打ち込めるフォントデータを言う。「Microsoft Wordの書体←○」「写研の書体←○」「写研のフォント←×」である。
2024年10月に、写研の書体が、モリサワでデジタル(OpenType)フォント化されており、これからは「写研のフォント」でも間違いではない時代が来た。
1970年前後~1970年代後半から古くから本、教科書、雑誌、資料などで使われているフォントは、写研フォントと呼ばれ、「ゴナ」「ゴカール」「石井明朝」「ナール」が代表的である。「ゴナ」「ゴカール」「石井明朝」「ナール」は、古さを感じるフォント、古いフォントの理由と原因は、写研の時代から来ていることが関係してきたからである。フォントの文字の記憶は、2010年以降、「昔の本や看板でよく見た」と感じるフォントが写研のものであることがわかる。
フォントが「ゴカール」の場合、漢字や数字や英字は一般に「ゴナ」になる。ゴカールは、もともと、ひらがな・カタカナを中心にデザインされた書体で、ゴナとの組み合わせを前提としたもので、漢字は同じ書体に含まれない場合が多い。ただし、これは必ずそうなるというわけではない。ゴカールは、曲線的で、手書き風で、踊るような動きのある、かわいいPOP寄りのかな書体である。
書体の分類は、「ゴナ」は「ゴシック体系」、「ゴカール」は「デザイン書体」、「石井明朝」は「明朝体」、「ナール」は「丸ゴシック体」に属する。
書体が「ゴシック体系」の場合、文字の太さは、お勧めなのは、「ゴナ」では「DB」~「B」、「新ゴ」では「M」である。
「ゴナ」の語源は、「ゴシック」の頭文字「ゴ」と、作者・書体デザイナーの「中村征宏」の頭文字のカタカナか、ナカムラの「ナ」を合わせて名付けられたものから来ている。「ゴシックナカムラ」「ゴシック中村征宏」の略である。
「ナール」の語源は、中村征宏の「ナカムラ」の頭文字と、丸みを表す「アール」を合体させて組み合わせたものから来ている。
交差点にある、交差点名標識の看板に使われているフォントは、「ナール」である。ナールの文字体は、外枠が全て等幅で、遠くからでも、視認性が高いフォントである。
Microsoft Wordで使うフォントは、一般的には、「MS 明朝/MS P明朝」を使うことが多い。
インターネットにおけるフォントは、「メイリオ」で統一することが多い。
新しいフォントで、お勧めなのは、「平成丸ゴシック体W4」「MS 明朝/MS P明朝」「新ゴ」「MS UI Gothic」「メイリオ」「Noto Sans JP」である。
電子辞書などに使われている「ワープロ明朝」は、「石井明朝」に近いものがある。
写研の書体とモリサワ・DTPの書体の違いを見比べると、線の質感・かなの形・全体の空気感の違いがはっきりわかる。
仮説として、文脈にマッチしやすいフォントは、Yahoo!知恵袋の質問者・回答者の意見は、写研のフォントにもよく合いやすく、マッチしやすい印象がある。