フェラーリ・512BB

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512BBは、フェラーリが生産していたスーパーカーである。

概要[編集]

Ferarri 512BB.jpg

1971年に発表されたフェラーリ・365GT4BBが排ガス規制を受けたために、その後を継いで開発されたモデル。ミッドシップに搭載された先代のV型12気筒自然吸気エンジンは4.7Lから5.0Lにボアアップされている。これは排ガス規制対策によるパワー低下を補う為だった。デザインはピニンファリーナが手掛けている。ボディパネルはドアやノーズセクションがアルミ製で、それ以外はスチール製である。

365GT4BBとの違い[編集]

  • フロントスポイラーが365とは別物のものに変更されている。
  • リアブレーキの冷却用NACAダクト入りのサイドスカートが装着されている。
  • 365の課題であった冷却効率を上げる為、リアのスリッドが3列式になっている。

512BB(1976年〜1981年)[編集]

初期のキャブレター装着モデル。最高出力は360PSで、先代よりも20PS低くなっている。

512BBi(1981年〜1984年)[編集]

排ガス規制対策によるパワー低下を最小限に抑える為、燃料噴射システムがキャブレターからインジェクションに変更されている。最高出力は340PSで、キャブレターモデルよりも20PSダウンしたが、最大トルクは365の頃よりも向上した。

512BB LM[編集]

1980年ル・マン24時間レース用に512BB LMが製作されている。470PSまで出力が上げられ、最高速度は時速320kmを叩き出している。

関連項目[編集]