ファーストペンギン

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ファーストペンギンfirst penguin)は、日本のビジネスシーンで使用される用語。リスクを恐れずチャレンジする人物を称賛する言葉である[1]

概要[編集]

ペンギンは群れで行動する習性があるとされる。ペンギンは餌となる魚を捕るために海へ飛び込む必要があるのだが、海の中にはペンギンの天敵となる生き物も存在しており、完全に安全とは言えずリスクを伴う行為でもある[1]。しかしながら、ペンギンの群れにはリーダーが存在しない[1]。どのような場面でも「最初の一羽」が安全を確認し、他の仲間たちが追従することになる。この「最初の一羽」のことを「ファーストペンギン」と呼ぶ[1]

ビジネスシーンでは、リスクを恐れずに先陣を切って未知の領域に挑戦する人材のことを「ファーストペンギン」と呼ぶ。新たな分野に挑戦するベンチャー企業の創業者であったり、新しい価値観や新しい技術に挑むチームなどに使用される[1]。起業家や創業者といったものに限らず「人材」に対してポジティブな意味合いで幅広く使われる[1]

ファーストペンギンのメリット[編集]

上述のようにファーストペンギンとなるには少なくないリスクもあるのだが、メリットも大きい[1]

ファーストペンギンとして新規分野の事業を始めた場合、競合他社が存在しないため、顧客をいち早く独占的に獲得できると共に、価格競争の回避できる。初めての試みであるということは注目度が高まりやすいため、広告に割くコストの軽減も期待できる[1]

後発者はファーストペンギンを競合相手として、どうしたら勝ち抜けるのか、差をつけるにはどうすべきかといった工夫が必要となってくる[1]

セカンドペンギン[編集]

セカンドペンギン'second penguin)とはファーストペンギンに続く2羽目のペンギンのことを指す[1]。ファーストペンギンによって安全性が確認できた後に海へ飛び込むペンギンのことである[1]

ビジネスシーンにおいては、他者(ファーストペンギン)によってリスクが少ないことが確認できてから、堅実に行動する起業家や人材のことを指す[1]。併せて、ファーストペンギンによって判明したリスクを分析し、その結果を経営戦略に盛り込んで事業に挑んだむような方針を打ち出す人物、企業はセカンドペンギンと呼ばれる[1]

ファーストペンギンが新規分野の事業を開拓したとしても、後続となる企業や人物が出現しなければ、市場の発展や成長にはつながりにくく、事業やその分野、市場を継続、発展させるにはセカンドペンギンは重要な人材であると言える[1]

セカンドペンギンのメリット[編集]

ファーストペンギンによって得られた情報を活用でき、リスクも事前に判明していることで、対策を検討することができるので、ファーストペンギンと比較すると失敗のリスクは大きく軽減できる[1]

「ファーストペンギン」と「パイオニア」との違い[編集]

ファーストペンギンと同じように未知の分野への挑戦者を「パイオニア」と呼ぶことがある[1]

どちらも「新規開拓をした人」、「新規開拓をした企業」という意味合いでは同じであるが、ファーストペンギンには「リスクを負って挑戦する人」「(挑戦した結果)はじめて利益を得た人」といったニュアンスが含まれる[1]

脚注[編集]