バトレール

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バトレール(ばとれーる)とは、プラレールたちを戦わせる、主に学生がYouTubeに投稿する遊びである。

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概要[編集]

タカラトミー販売のプラレールの動力車の1両だけ[1]をいくつも使い、互いに戦わせる競技で、プラレールの製造会社タカラトミーの非公認の遊び方である。

プラレールをバトルするので、バトレールという名前になった。

また、バトレールをする人のことをバトレーラーという。

歴史[編集]

2007年9月22日、yukiya yukata氏(YouTubeでは、0601yukata)がニコニコ動画に「プラレールVSプラレールの落下バトル」と名付けられた動画が始まりである。

現在では、YouTubeでたくさんの動画が上がっている。2025/4/17時点で最も視聴回数の多い動画は110km氏の「レールアタック!!ジャングルラン~2012年秋号~120912 」という動画であり、2025/4/17時点で驚異の383万回再生を記録している。[2] また、現在バトレール系のチャンネルの中で最もチャンネル登録者数が多いチャンネルは、プラレールあそびのこだまちゃんねる氏の4.93万人である。[3]

バトレールの競技[編集]

ここでは、一般的な競技を紹介する[4]

バトルロワイヤル

バトレールの中でも特に人気の動画の一つであり、自動ポイントレール、自動ターンアウトレールを使い車両をそれぞれ分かれさせ、ターンアウトレール、複線ターンアウトレール、交差ポイントレールなどで衝突させ、最後まで走っていたプラレールの勝ちになる遊びである。

ジャングルラン

プラレール版サスケであるこの競技は、ニュー坂レールの勾配を高くしたり、貨車を押したりするなどの障害を突破する競技であり、バトレールの中でも特に人気のある種目の一つである。一番最後らへんまで進めたプラレールの勝ちになる。

正面衝突

プラレールを正面衝突し、最後までレールの上にいたプラレールの勝ちになる。

平面交差

プラレールを2つのコースに分け、その2つのコースの接触箇所で衝突をし、最後までレールの上にいたプラレールの勝ちになる。バトルロイヤルと違い、コースどうしが合流・分岐することがない。

サバイバルバトル

バトルロワイヤルみたいに何両もの車両をコースに入れ、その中に挑戦者1両が入り、何両撃破したかを競う遊びである[5]

タワーアタック

プラレールVSプラレールの落下バトルはこの遊びであり、挑戦者1両が下でぐるぐる回っている中、攻撃者複数両が上からレールの上に落ち、それを挑戦者がうまくどかすことができたり、自分の上に落ちて走行不能にならなかったら挑戦者の勝利である。

リレー

プラレールたちがチームとなってリレーを行い、相手チームに追いついたり、先にゴールしたチームが勝ちになる。バトンパスは、ストップレールにいる次の走者を押す形となる。

短距離走

プラレールが直線のコースを走り、先にゴールしたプラレールが勝ちになる。

スピードレース

短距離走と似ているが、プラレールたちが曲線のあるコースを走り、先にゴールした人、追いついた人が勝ちとなる[6]

オープンコース

今までの競技は、レールの上を走る競技であったが、この競技は、レールの縁を使いそれに沿ってプラレールが走り、相手に激突し走行不能にしたプラレールの勝ちとなる。

長編成バトル

平面交差のコースで長編成と挑戦者一両を対戦させ、挑戦者が長編成の車両を何両撃破できたかをカウントする。[7]

その他[編集]

対戦車バトル

この遊びは、YouTubeのコメント欄で視聴者がバトレールの作者が持っているプラレールの中から1つ選び、その車両でバトルし優勝者を決める遊びである。

推薦者バトル

この遊びも対戦車バトルと似ていて、YouTubeのコメント欄で視聴者がバトレールの作者が持っているプラレールの中から3つ選び、作者の3つと対戦する遊びである。対戦車バトルと推薦者バトルは、自分が選んだ車両が登場するので視聴回数が上がる傾向がある。

コラボ

バトレールの作者が、相手が持っている車両でバトルしたのを、自分が編集して自分のチャンネルで公開する企画である。

交流戦

バトレールの作者たちが実際に会い、それぞれの作者同士でバトレールをする企画である。コラボと交流戦では、自身のチャンネルだけではなく、相手の編集が気に入ったら相手のチャンネルを見てくれる可能性があるので、相手の編集者の動画の視聴数が増えることもある。

アクシデント[編集]

バトル中に、思わぬアクシデントが発生する場合も多い。ここでは、バトルロワイヤルで起こる、代表的なアクシデントを紹介する。[8]

逆走

何らかの原因で、車両が逆向きに走行してしまうこと。逆走した車両は、他の車両に正面衝突で挑むことになるため、通勤電車などの四角顔でないと勝利は難しい。

コース破壊

橋脚を使ってコース自体を高くしている場合に、床にうまく着地した車両が橋脚を持っていき、コースが壊れること。車両が通れなくなることが多い。

復活

床やカーペットなどに直でレールを置いてコースを作っている場合、着地した車両が床の上を走行し、うまいことレール上に乗り上げて復活すること。大抵の場合、レールに乗り上げる時には他の車両の助けが必要である。[9]

妨害

撃破された車両がレール上に居残り続け、他の車両が通れなくなるようにすること。特に旧メカシャーシの場合は、ボディーとシャーシを止めるツメがあるため、これがレールに引っかかって妨害しやすい。妨害された場合は数の力で無理矢理押すしか方法はなく、それにより脱落する二次災害の方が深刻になることもある。

自滅

他の車両と衝突しないで自分から脱落すること。速い車両がカーブで曲がり切れずに自滅したり、自動ポイントレールでの自滅、速い車両が遅い車両の後ろについて自滅する「人吉戦法」[10]による自滅が多い。

改造[編集]

スピード競技系の種目では、速い車両が必要となるため、タミヤが発売しているミニ四駆のモーターに付け替えたり、プラレールのギヤの改造を行ったりしている人もいる。特にミュースカイが改造されることが多い。

公認?[編集]

2025年4月14日、タカラトミーがYouTubeに「【プラレール】プラレールチャレンジに挑戦!」という動画を投稿。その動画の内容がバトレールのジャングルランに酷似していたため、バトレール界隈では公式に認知されたと大いに盛り上がった。

  1. 主に先頭車、一部中間車もある。
  2. 現在は限定公開。110km氏の再生リストから視聴可能。
  3. このチャンネルは、他作品とイメージが大きく異なっているため、除外して数える場合もある。同チャンネルを除くと、こまちー氏の8780人が最多である。
  4. 他にも、タイマンバトル、タイムアタック、ダイビングアタック等がある。
  5. なお、この遊びで敵側が複数いたときに、仲間割れを起こしたときでも撃破した数に入る。
  6. リレーとスピードレースは、コースが繋がっているため、追いつくことがある。
  7. 何をもって撃破するのかの基準はチャンネルによって違うが、動力車は止めれば撃破、中間車と後尾車はレールから車輪が3つ以上離れていれば撃破とするチャンネルが多い。
  8. YouTubeでは、ネタとして重宝されている。
  9. トルクが強い車両の場合は自力で復活する場合もある。
  10. SL人吉号が由来。