ハルのレジスタ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

ハルのレジスタ』は、槌居による女子サッカー漫画。

概要[編集]

KADOKAWAのWebサイト『カドコミ』にて、2024年7月より連載中。単行本は既刊2巻(2025年9月時点)。

槌居は本作以前には『ストライクウィッチーズ』、『ハイスクール・フリート』のコミカライズを手掛けており、本作のようなスポーツ漫画は初めてとなる[1]。槌居はスポーツ漫画を読むことは好きであり、数年前にコミカライズの連載終わりが見えてきて、次作をどうするか、編集者と打ち合わせをしていた際に前述のコミカライズ連載で培った「大人数の女子チーム」を活かせる内容として「女の子×スポーツ」を編集から提案してもらったことがきっかけで、女子サッカーのマンガを描いてみようと考えた[1]。編集の立場からだと、KADOKAWAはスポーツ漫画の層が薄く、課題ともなっていた[1]

タイトルの「レジスタ」とは槌居が好きなイタリアのサッカー選手アンドレア・ピルロのポジションである[1]。ピルロはフィジカルに弱点があり、弱点を克服するためにポジションをミッドフィルダー中盤の底に変え、周りもそれを活かす人選にした[1]。槌居はこれによってサッカーのフォーメーションやチーム作りの面白さを知る[1]。ピルロのフィジカルに弱点がある、という点は本作のタイトルロールであるはると重なるところもある[1]

あらすじ[編集]

かつて天才サッカー少女と呼ばれ、10歳にしてU-15に入るほど将来を嘱望されていた荒井華だったが、前十字靭帯断裂により走れなくなったため、サッカーから離れてしまった。

地元から離れた私立御坂女子学園へと転校し、サッカーと距離を置いた新生活を始めようとする華であったが、自分にあこがれてサッカーを始めたという小山内皐に影響され、再びサッカーに取り組む。

登場人物[編集]

荒井 華(あらい はる)
16歳の2年生。かつて天才サッカー少女と呼ばれていたが、脚の怪我によってサッカーを止める。
サッカー部がないと聞いて御坂女子学園へと転校したのだが、昨年創設されていた。
小山内 皐(おさない さつき)
華にあこがれてサッカーを始めた。ドジでお人好し。学年は華より1つ下。
幼いころは病気で運動ができなかったが、華のプレーに励まされるようにリハビリを頑張った。サッカー部入部希望ではあるが、リフティングは3回しかできない。
踊 明日香(おどり あすか)
華と同じクラス。

脚注[編集]

  1. a b c d e f g 「ハルのレジスタ」対極にある少女2人の青春女子サッカー物語 槌居が担当編集と対談”. コミックナタリー. p. 1 (2025年1月7日). 2025年10月8日確認。

外部リンク[編集]