ハリーのしっぽ

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ハリーのしっぽは、藤子 F. 不二雄が描いた「ドラえもん」の1話である。 イギリスの天文学者 エドモンド・ハリーが研究した1910年に ハリー彗星が地球に接近した時、地球が毒ガスが含まれているかもしれないその尾の中を通るため、地球の空気がなくなり、人類が滅亡するかもしれないと、世界中が大騒ぎになった時の様子を題材にしたストーリーである。地球尾の中を通過する時間は1分間で、その間、水の中に顔をつけて息を止めたり、チューブの空気を吸うなどの訓練が行われた。しかし実際には、彗星の尾は地球の大気よりはるかに希だったため、地球大気にはねのけられ、毒ガスの影響はなかった。

1910年当時、日本天文学会の機関紙「天文月報」をはじめとして、「ハリー彗星」、「ハーリー彗星」などと表記されていた。

出典[編集]

  • 「ドラえもん」第33巻 PP.100-112