ナイブルト
ナイブルト(Najbrt)とはチェコ鉄道が同社のコーポレートカラーの青を基調としたコーポレートスタイルを表すのに使われる色の名称で、2008年11月以降、チェコ鉄道保有のほとんどの車両の外部、内部ともにこの色に塗り替えられた。この色の作成を手掛けたのはアレシュ・ナイブルトであり、この色の名前の由来となっている。
形態[編集]
この色は2008年の秋から適用され始め、その後、いくつかの形式の変更が行われた。
最初のバージョンは所領底部はライトグレー、窓下はダークブルーのストライプ、窓周りはライトブルー、屋根はグレーと規定された。客車は、底部と屋根が青となり、寝台車とクシェット車は底部がライトグレー、窓下のストライプ、その他はダークブルー、食堂車とビストロ車は全体がライトグレー、窓下はダークブルーのストライプが入る。機関車は全体がライトグレーで、側面には青の台形が描かれた。
その後、機関車の塗装変更が行われ、側面の台形の角度が小さくなり、屋根などは白からグレーに変更された。さらに食堂車とビストロ車は塗装が寝台車に準ずるようになった。
2011年末に塗装に大きな変更が行われた。機関車の側面の台形はなくして、ライトグレーを背景に、ライトブルーのストライプが描かれ、屋根等はダークブルーに塗装された。
例外[編集]
諸事情でČD814形気動車とČD680系電車などにはこの塗装は施されなかった。
批判[編集]
過去のČDの塗装を手掛けたコンティング・スタジオによると、不透明性(視界の悪い状況下における)の観点から、輸送手段には全く不適切であり、カラーソリューションは車両のデザインに鈍感な影響を与え、むしろそれを考慮していないとのこと。
また、他の批評家らは、このデザインが、アルゼンチンのブエノスアイレス鉄道の塗装に酷似していると指摘した。パクリ
使用色[編集]
実際は明るく見えるが意外とそうでもない。
部位 | ナイブルト1 | ナイブルト2 |
---|---|---|
屋根 | RAL 7022 | RAL 5003 |
窓上ストライプ(1等車) | RAL 1003 | RAL 1003 |
窓上ストライプ(2等車) | RAL 5015 | RAL 7035 |
窓周り | RAL 5015 | RAL 5015 |
窓下ストライプ、ドア | RAL 5003 | RAL 5003 |
底部 | RAL 7035 | RAL 7035 |