ドロファイター
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『ドロファイター』(Doro Fighter)は、賞金稼ぎレーサーを題材にした村上もとかの漫画作品[1]。
『週刊少年サンデー』(小学館)にて1979年47号から1981年8号に連載された[1]。単行本は全7巻。
タイトルの「ドロファイター」とは、「タフな肉体と不屈の根性のみをもって、泥だらけになりながらはい上がってくる賞金稼ぎレーサー」、「泥ファイター」の意である[1]。
あらすじ[編集]
日本人ノブ・トクガワは異父妹であるサキを連れて、アメリカ合衆国の賞金レースをめぐり、生活資金を稼ぐカーレーサーだった[1]。
ノブは、アリゾナ州で開催されたオフロードレース「デンバー記念レース」で、オクラホマ州、テキサス州、アリゾナ州の各チャンピオンを退け、優勝する。
続いて、北米大陸横断公道レースに参戦する[2]。ノブが乗るのはカリフォルニア大学工学部サミィ助教授が改造したマツダ・RX-7[2]。ノブ、サキ、サミィ助教授を乗せ、改造RX-7はニューヨークを目指す。
用語[編集]
- デンバー記念レース
- オフロードのサーキットを周回するレース。優勝賞金8000ドルの他、各周回での1位には30ドルの賞金が出るため、最初から最後までトップを走れば、賞金総額は8750ドルになる。
- 北米大陸横断公道レース
- サンフランシスコからニューヨークへ公道を用いてのレース。特に走行ルートは定められていない。
- 公道の制限速度である時速55マイル(約88,5km/h)への抗議の意味も込めて55(ダブルニッケル)レースとも呼ばれる[2](「ニッケル」は5セント硬貨の通称)。
- 認可されたわけではない公道レースのため、時速55マイルをオーバーした車を速度超過で取り締まろうと警察は検問を張る。
脚注[編集]
- ↑ a b c d 中野晴行 (2022年7月16日). “北米大陸横断レースを描く 日本人賞金稼ぎレーサーの熱き戦いぶりにしびれる『ドロファイター』”. ZakII. p. 1. 2025年11月1日確認。
- ↑ a b c 中野晴行 (2022年7月16日). “北米大陸横断レースを描く 日本人賞金稼ぎレーサーの熱き戦いぶりにしびれる『ドロファイター』”. ZakII. p. 2. 2025年11月1日確認。
関連項目[編集]
- キャノンボール (映画) - 1981年公開のアメリカ映画。非公認のアメリカ大陸横断レースを題材とする。続編『キャノンボール2』(1984年)、『キャノンボール3 新しき挑戦者たち』(1989年)も公開された。
外部リンク[編集]
- ノブとサキとビッグマンの巻 (1) - サンデーうぇぶり