ドラコ・マルフォイ
ドラコ・マルフォイ(Draco Malfoy)は、ハリー・ポッターシリーズに登場する主要なキャラクターである。魔法を学ぶ学校「ホグワーツ魔法魔術学校、通称: ホグワーツ」に通う学生であり、スリザリン寮に属する。主人公のハリー・ポッターや彼が属するグリフィンドール寮に毎度の如く楯突き、対抗心をあらわにする。そのため、多くの読者・視聴者は彼に対して「意地悪」「うざ絡み」「むかつく」などのイメージを持っている。
容姿・私生活[編集]
髪は金髪で、好戦的な顔立ちである。由緒正しい家系の出であるため、マナーや作法には非の打ちどころがなく、常に服装等の身なりは整えられている。
ホグワーツでは専らクラッブとゴイルという二人の腰巾着を率いて行動しており、授業中・授業外問わず、ハリーやロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーを見つけると積極的にうざ絡みしてくる。グリフィンドールに関係する生徒や教師はほとんど全員彼の「いじめ」の対象であり、グリフィンドール出身のホグワーツ校長、アルバス・ダンブルドアとて例外ではない。
父親のルシウス・マルフォイは魔法使いであり、マルフォイ家の当主である。また、魔法省に勤める役人であり、魔法界を治める魔法大臣のコーネリウス・ファッジと強い繋がりを持つ「政界・経済界のフィクサー」である。それ故に身分の低い家柄や貧乏な学生を馬鹿にする傾向がある。母親のナルシッサ・マルフォイも魔女である。両親が共に魔法使いと魔女の「純血」であり、またマルフォイ家が「純血至上主義」を推していることもあり、マグル(両親が共に魔法使いや魔女ではない、いわゆる一般人)出身の学生を「穢れた血」と呼び差別している。
作中の動向[編集]
『賢者の石』ではホグワーツに入学し、スリザリンに組み分けされる。入学早々にハリーたちと敵対し、あの手この手でハリーの評価を下げ、グリフィンドールが持つ点数を下げようと立ち回る。『秘密の部屋』ではクディッチの選手に選ばれ、ハリーと対立する。秘密の部屋が開かれマグル出身の学生が襲われるようになると、それを喜ぶような素振りを見せ、ハリーたちから部屋を開けた「スリザリンの継承者」として疑われるも、本人は単にマグル出身者が嫌いであり、マグルびいきのダンブルドアを追放できると思っていたに過ぎない。『アズカバンの囚人』ではディメンター(吸魂鬼)を恐れるハリーをからかい、また魔法生物飼育学の授業を担当していたハリーの親友ハグリットを追い込むことに成功する。『炎のゴブレット』では選手に選ばれたハリーを謎に応援する様子も見せたが、続く『不死鳥の騎士団』ではヴォルデモート卿復活を唱えるハリーを狂人扱いし、反ダンブルドアのドローレス・アンブリッジ率いる親衛隊に加わる。『謎のプリンス』ではこれまでとは異なりやつれはてた姿を見せる。積極的に絡みにいくことは減ったものの、これまで以上に実力行使をする場面も増え、ホグワーツのトイレでハリーと決闘を行った。終盤ではヴォルデモート卿の配下であるデス・イータ(死喰い人)に加入したことを明らかにし、ホグワーツ校長のダンブルドア暗殺を企んでいたことを吐露する。
俳優[編集]
ドラコ・マルフォイ役を演じたのは俳優のトム・フェルトンである。役柄のせいで多くの視聴者から嫌われていた(罵詈雑言もあった)ことは有名であり、その影響や役柄と自身の性格の不一致などが重なり、荒れた生活を送っていた。
初めて来日した際に、自身の歓迎ぶりに驚き、それ以来日本を好きになった。彼の親日家ぶりは東日本大震災時の寄付行動やハリー・ポッター関連のイベントの大部分に出席することに現れている。
再評価[編集]
一部視聴者の間で「実は良い奴だった」「意地悪してたのはハリーが好きすぎるあまりかまってほしかったから」などの意見が囁かれている。
- 『炎のゴブレット』で正当な理由で選ばれてないと叩かれていたハリーを見つけた際に、いつも通り絡み始める姿は「ドラコ・マルフォイは変わらずハリーに接している」との評価を生んだ。またその際にハリーを貶めるような内容のバッジを付けていないことも彼の再評価を進めた。
- 『死の秘宝』で連行されたハリー(その際顔が魔法で変化している)の本人確認を求められた際に、ハリーだと気づいたが彼の命を想い「わからない」と答えた。