ドミナントセブンスシャープイレブンスコード
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ドミナントセブンスシャープイレブンスコードとは、普通のセブンス・コードに増11度を加えたコード。ルート、長3度、完全5度、短7度、増11度でできた五和音。構成音間の音程は、下から長3度、短3度、短3度、増5度。ルートがCなら、C7(#11)と表記し、構成音は「ド.ミ.ソ.シ♭.ファ♯」。テンションコードなので、片手で入力する場合は、テンション音をオクターブ下げて弾く。これにより、C7(♯11)の構成音は「ド.ミ.ファ♯.ソ.シ♭」。
サウンド的には、トライトーンを2つ持っており、ドミナントセブンスの不安定な響きの中に迷いを連想させる不思議な響きで、響きが汚れ、調和せず、濁った音がする。長調、短調どちらも区別のつかないため、どの調にも属しないコードとなる。
また、完全5度を省略し、♯11thのテンションをオクターブ下げると、異名同音でいうC7(♭5)と同じ構成音になる。#11thが異名同音の♭5thと区別が付きにくくなり、混同しやすくなる。