トーク:JIS慣用色名
色名一覧で、「JIS慣用色名」と、「JIS以外の一般色名」についてです。
色の凡例は、色名、CMYK値、マンセル値、系統色名区分で構成されています。
「JIS慣用色名」とは、JIS規格で定められた物体色の慣用色名で、日常的によく使われる色、基本的な色、代表的な色、一般によく知られている色として選定された色名のことです。主に工業製品に使用されているもので、日本の工業製品の標準規格の系統色名で、規定は全269色です。ある特定の色を正確に再現するため、実際の物体の色を標準化し、色表現、色の定義、色調・色合いの目安を1つの基準に固定・統一させるために制定された規格の色です。色表現時、色の定義はマンセル表色系が使われ、標準値はマンセル値で、CMYK値、マンセル値、色調・色合い、系統色名は1つに固定・統一されています。
JIS慣用色名では、色名の数が限られていて、決められた色名の数で指定・選定され、理解度がシンプルで読みやすく、覚えやすい色名なのでしょうか?
色名一覧のうち、JIS慣用色名でない色名は、「JIS以外の一般色名」といいます。「JIS以外の一般色名」は、JIS規格外の色名、JIS慣用色名以外の色名で、JISに記載されていない色で、色調の目安の統一が難しく、色調の目安が曖昧で、CMYK値、マンセル値、色調、系統色名が1つに固定・統一されていない色とされるものでしょうか? 色名一覧で、「JIS以外の一般色名」を含むと、色名の数が必要以上に多過ぎて、理解度が複雑になり、表記が曖昧で、細か過ぎて直感的に理解しにくくなるのでしょうか? JIS慣用色名でない色名「JIS以外の一般色名」は、色としては使えないときもある気がしますか? しかしながら、たまには「JIS以外の一般色名」も、実際の色の表現・実現・再現を目指して使用されることがありますか? 色名一覧で、JIS慣用色名だけでは色数・色名の数が比較的少なく、色調が一部粗く、色数・色名の数が不完全・足りない場合もあり、色数・色名の数が完全には対応できない気がします。
「JIS以外の一般色名」は、具体的な色名には、
- ●ターコイズグリーン…ターコイズに緑みを加えた色。青と緑の中間色付近、青みがかった緑、青緑の英語表記に相当する色。24等分したRGBカラーの色相環では、色相165°付近に当たる。厳密にはわずかに緑みの青緑。
- ●サファイアブルー…瑠璃色、群青色と同じ色調。サファイアは東洋では「瑠璃(ラピスラズリ)」に相当し、サファイアブルーは瑠璃色の英語表記に相当する色。
- ●ラピスラズリ…瑠璃色の英語表記。群青色。
- ●カッパーレッド…銅(赤銅)の色から金属光沢を取り除いた色。金属光沢の無い銅の色。赤みがかった茶色。赤茶色。
- ●アメジスト…宝石の紫水晶の色に由来する、強い紫。
- ●ピオニー(ピアニー)…牡丹色の英語表記。赤紫。
- ●クリムソン…やや紫がかった赤。マゼンタと赤の中間付近に位置する。
- ●シャルトルーズイエロー…少し緑がかった明るい黄色。レモン色よりも少し緑がかっていて、黄緑寄りの黄色、黄みの明るい黄緑である。黄色と明るい黄緑の中間色。
- ●黄みがかった橙、黄橙(きだいだい)…色相名の表記、色相の主要色の組み合わせ及び色相の修飾語の色名表記の一つで、黄色と橙色の中間の色相名。「黄橙(きだいだい)」とも略されるが、「黄橙」と書くと、あまり実用的ではない呼び方の色名で、黄色と橙色の組み合わせと混同され、色名の意味が認識しにくく・わかりにくく、色名が伝わりにくいので、「黄橙」は通常の表記ではない。通常は、「黄橙」ではなく、「黄みがかった橙」「黄みがかったオレンジ」と表記される。「黄みがかった橙」は、山吹色付近の色で、英語名はゴールデンイエロー。
色名一覧のうち、「JIS慣用色名」は、必須の色名で、「JIS以外の一般色名、JIS慣用色名でない色名」は、任意の色名で正しいでしょうか?