トミヨ属雄物型

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トミヨ属雄物型
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: トゲウオ目 Perciformes
: トゲウオ科 Gasterosteidae
: トミヨ属 Pungitius
: トミヨ属雄物型 P. sp. 3
学名
Pungitius sp. 3
和名
トミヨ属雄物型

トミヨ属雄物型( - ぞくおものがた)とは、トゲウオ科に属する淡水魚の一種である。

概要[編集]

全長 6 - 7 cm。背中に 8 - 10 本の棘がある。

トミヨ属淡水型に似るが、本種の背鰭棘鰭膜は黒いのに対して、淡水型は透明である事で区別可能である。

生態[編集]

秋田県雄物川水系に分布する。トビケラミズムシユスリカヨコエビミジンコを食べる。

産卵期間は 3月8月で、ピークは5月6月である。寿命は1年。

雄はミクリ属セキショウなどのイネ科の植物に巣を作り、雌はそこに産卵する。

分類[編集]

遺伝子解析から朝鮮半島のミナミトミヨと同系統であるとされる。

最上川の個体群は2021年(令和3年)に「カクレトミヨ (:Pungitius modestus )」として記載された。

人間との関係[編集]

美郷町の「町の魚」である。

地方名として「はりざっこ」「とぎざっこ」「とんぎょ」がある。