タイ国鉄
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種類 | 国有企業 |
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略称 | รฟท/SRT |
本社所在地 |
![]() バンコク、バトゥワン地区 |
設立 | 1951年 |
業種 | 運輸業 |
事業内容 | 鉄道事業 |
代表者 | チルット・ウィサンジット |
従業員数 | 13008人 |
所有者 | 運輸省 (タイ) |
外部リンク | https://www.railway.co.th |
タイ国鉄(タイ語:การรถไฟแห่งประเทศไทย)とはタイ運輸省傘下の国有企業であり、タイの鉄道事業の監督の責任を負っている。1951年7月1日に設立され、4070kmの鉄道網を運営している。元々は1890年に設立された運輸省傘下の部局の政府機関だった。2024年9月17日現在、チルット・ウィサルジットが取締役会長、ウィリス・アムラパルが総裁を務めている。
歴史[編集]
→参照タイの鉄道史
1951年にプレーク・ピブーンソンクラーム政権下で、タイ国鉄法が6月30日に交付され、7月1日に施行された。これによりタイ国鉄は運輸省管轄の公益事業国営企業として正式に設立され、タイ国鉄のすべての事業、資産、負債、権利、義務、公務員、従業員、路線がタイ国鉄に移管され、チャーロン・ラタナクル・セリーンリットがタイ国鉄初代総裁となった。また初代会長のレン・スリソムウォンに鉄道が引き渡された。
路線[編集]
タイ国鉄は全ての長距離列車線を運行している。現在バンコク中央駅は52本の長距離列車、急行、快速が発着するターミナル駅であり、バンコク駅は62本の地域列車などが発着するターミナル駅である。ラカバン操車場では主要な貨物の受入、出荷センターである。現在タイ国鉄が運行する総距離は4044kmで単線が2847.1km、複線が1089.9kmである。
さらに、タイ国鉄は、速度向上、所要時間の短縮、貨車と客車の積載量増加、そして1回の運行で乗用車よりも多くの乗客と貨物を輸送できるためエネルギー消費量の削減を目的として、路線を複線化するプロジェクトを進めている。建設中のプロジェクトには、ロップブリー-パクナムポー間 (118キロメートル)と、マップカバオ-チュムタンジラ間 (132キロメートル)が含まれる。
主要路線[編集]
郊外電車[編集]
バンコク近郊では都市鉄道輸送システムのバンコクMRTを運行している。ドイツのSバーンに近いが、異なる。
高速線[編集]
以下はいずれも建設中または計画中である。
- 3空港間高速線
- タイ=中国高速線 (北東線)(中国政府との共同事業)
- タイ=日本高速線 (北線)(日本政府との共同事業)
- 南高速線 (タイ)
車両[編集]
車両は自国製のものは少なく、さまざまな国製のものがあつまっている。フランス、ドイツ、アメリカ、日本、中国製などさまざまである。
→詳しくはタイ国鉄の鉄道車両を参照。