シクレスト
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シクレストとは、非定型抗精神病薬であり、主に統合失調症の陽性症状に使われる。[1]一般名は、アセナピンマレイン酸塩であり、アセナピンが含まれる。[1]
概要[編集]
以前は錠剤であったが、途中で分解されてしまい効果が半減する事などから、舌下錠として改善されたのが、現在のシクレストである。
効果[編集]
シクレストの主な効果として、
- 神経伝達物質の調整については、enwp:Asenapine#Pharmacologyを参照。
- 気分の安定化
- 幻聴・妄想などの陽性症状の改善
が確認されている。
副作用[編集]
- 以下の副作用が5%以上に見られる。[1]
- アカシジア、浮動性めまい、錐体外路障害、傾眠(12.9%),口の感覚鈍麻(10.1%),体重増加
種類[編集]
- 5mg
- 10mg
いずれも1日1回、あるいは症状に合わせて2回服用。[1]
本医薬品についての注意[編集]
いずれも10分間は飲食は控える。また、溶かしている間に水を飲んでしまうと、効果が薄れる。[1]</ref>舌の下に投入するため、投入場所によっては、歯茎に漏れてしまったりするので、一定のテクニックが必要である。また、10分経っても、本医薬品が残っている場合があり、完全に溶け切るまでは20分-30分かかるのと同時に、口内の唾液が増加してしまう傾向にあり、効果が半減してしまう可能性もあるため、飲食の控えは10分とされているが、状況に合わせ、30分置く必要性も出てくるので注意が必要。