コンクラーベ
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コンクラーベ(コンクラーヴェ、Conclave)とは、キリスト教の宗派であるローマ教皇庁(バチカン)の最高指導者でバチカンの国家元首たるローマ教皇(法王)を枢機卿による根比べで投票で選出する際の手続きのことである。
概要[編集]
投票は、80歳未満の枢機卿が原則として全員参加し、バチカンのシスティーナ礼拝堂で行われる。投票総数の少なくとも3分の2を獲得することが必要である。3分の2以上の得票者が出るまで無記名の投票を繰り返す。前教皇の死後(辞任後)、15日~20日の間に開かれる。投票は初日の午後に1回行われ、この投票で決まらなければ続く2日に、午前・午後に2回ずつ行う。3日間の投票で決まらないとき、最大1日の祈りの期間をおいて、同じ手順で再度選挙をし、7回の投票をしても決まらなければまた1日おいて7回行う。コンクラーベは教皇が選出され、被選出者が教皇となることを同意したときに終了する。 教皇が選出されると煙突から白い煙が出て、決まらないときは黒い煙がでる。新教皇就任のミサがサンピエトロ広場で行われる。
関連[編集]
- 教皇選挙 - 映画