キヤ115形訓練車

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キヤ115形訓練車とは、JR東日本が所有していた訓練用機械である。本項では、塗装以外は同型のキヤ211形・キヤE231形・キヤE501形・キヤE531形訓練車についても解説する。

概要[編集]

似ているものとしては、大宮の鉄道博物館などに電動のミニ運転列車があるが、こちらの車両は気動車(エンジン駆動)である。

車体は湘南色で、車体側面にはキヤ115 - 1という番号が書かれている。両運転台の1両編成である。

車内[編集]

車内は前方、後方に座席が2つずつあり、左側には運転台がある。右座席前方に「JR東日本 高崎支社 総合訓練センター」と書かれている。機動系はホンダ製。車体は東横車輌製である。

現在[編集]

碓氷峠鉄道文化むらの車両展示ゾーン付近に展示されている。2025年11月現在、現存していて、車内に入ることもできる。

なお、同型車もほとんどが役目を終えている。

キヤ211形訓練車[編集]

キヤ115形とほぼ同型だが、前面は209系のような塗装になっている。209系3000番代に少し似ている。

キヤ211-1と名乗っているが、E231系のような塗装である。

車内はキヤ115形とほぼ同じ。碓氷峠鉄道文化むらの車両展示ゾーン付近に展示されている。2025年11月現在、現存していて、車内に入ることもできる。

また、熊谷駅付近、第三熊谷堤踏切横の新幹線高架下に訓練設備とともに留置されている車両もキヤ211-1と名乗っている。

塗装はキヤ211と同じだが、窓上帯が緑ではなくオレンジとなり、窓下の正面帯・側面帯がつながっており、一方でライト部分までブラックフェイスが続いていない。

2025年11月現在、現存している。高崎線の車窓から見ることができる。

高崎方面の場合、熊谷駅発車後30秒〜45秒ほどで、進行方向左手に踏切、信号機、プラットホームと訓練用機械を見ることができる。

上野方面の場合、熊谷駅到着前に車窓に注目していると進行方向右手に見ることができる。

キヤE231形訓練車[編集]

群馬県内で目撃された1両だが、現存しているかは不明。車体自体はキヤ115形と同型。

キヤE501形訓練車[編集]

キヤE531形訓練車[編集]

2008年夏の水郡線営業所まつりで目撃された1両で、キヤ115形の類型車。塗装はJR東日本E531系電車を模している。車体側面の番号はキヤE531 - 2005とされている。普段は水戸駅常駐だが、現存しているかどうかは不明。