オジャッシー
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オジャッシーとは千葉県東金市雄蛇ヶ池で目撃された元・UMA(未確認生物)で、その正体はオオマリコケムシである[1]
雄蛇ヶ池は心霊スポットとしても知られるが[2]、1981年夏[3]にスライムのようなゼリー状の生物が大量に発生した[2]。ゼリー状物質は半透明で全体的に砂色をしており、表面には明るい砂色の斑点やゴルフボールの表面のような凹凸があった[2]。このゼリー状物質は球状の塊として水中に存在しており、中には一抱えもあるほどのものもあった[2]。これがオジャッシーと呼ばれる[2]。
調査によって、群体性生物のオオマリコケムシが異常繁殖したものと判明した[2]。オオマリコケムシはもともと日本には生存していなかった外来生物であり、1970年代から日本でも発生が確認され始めた[2]。
オオマリコケムシの一個体は1ミリメートルにも満たない微小な生物であるが、群体を形成すると細胞外に寒天物質を分泌していく[2]。繁殖しきったオオマリコケムシ群体の大量発生が「オジャッシー騒動」となった[2]。
オオマリコケムシが繁殖するのは、水質が悪化した湖沼でよく見られる傾向にある[2]。つまり、オジャッシーの出現=オオマリコケムシが異常繁殖は、その湖沼の水質悪化の証左でもある[2]。