エロゲの太陽
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エロゲの太陽
『エロゲの太陽』(エロゲのたいよう)は、原作:はまむらとしきり、作画:村正みかどの日本の漫画作品である。
『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、2014年37・38合併号(2014年8月11日発売)[1]から2015年第31号(2015年6月29日発売)まで連載された。話数表記は「#〇」、全40話。単行本は全4巻。
概要[編集]
アダルトゲーム業界を描いた作品である。
原作のはまむらは、実際にアダルトゲームの制作会社を立ち上げ、さらにが倒産させた経験もあるゲームクリエイターである[2]。単行本各巻のあと書きや本編の細部にリアリティがある[2]。むろん、漫画ならではの誇張表現や漫画ならではエピソードも多い[2]。業界ゴロの話や不正コピーの話といった生々しいテーマもエピソードになっている[2]。
本作の取材中に得たソーシャルゲーム制作に関するあれこれをネタにした姉妹編に相当する漫画『スマホゲームの大地』の制作資金のクラウドファウンディングが行われ、出資額は400パーセントを超えている[2][3]。出版社での雑誌連載にならなかったのは、漫画雑誌にはソーシャルゲームの広告掲載も多く、ソーシャルゲーム制作裏側の黒い部分は雑誌連載できないという理由もある[3]。
登場人物[編集]
- 神田太陽(かんだ たいよう)
- アダルトゲーム制作会社「エリコム」の社員。
- 以前は一流企業の中で史上最年少で課長となった凄腕。しかし、弱者を容赦なく切り捨てる手腕で出世したので、やっかむ人物も多かった。そして、快く思わない上司のスケープゴートとして濡れ衣を着せられ、退社に追い込まれてしまう。
- 逃げる途中で体力が尽きかけた時、英理子に拾われる。
- 月島英理子(つきしま えりこ)
- アダルトゲーム制作会社「エリコム」の社長。
- アダルトゲーム制作業界の中では珍しく「仲間」を大切にする。過去に影響あり。
単行本[編集]
- 2014年11月28日発売、ISBN 978-4-0918-6604-2
- 2015年4月4日発売、ISBN 978-4-09-186815-2
- 2015年6月30日発売、ISBN 978-4091870636
- 2015年9月30日発売、ISBN 978-4091872166
脚注[編集]
- ↑ “スピで新連載5作開幕!相田裕、楠みちはるら”. コミックナタリー (2014年8月11日). 2025年9月21日確認。
- ↑ a b c d e “【永久保存版】ひとまず完結! 国内ゲーム漫画83作品289冊を読破して徹底レビュー。ベテランゲーム誌編集者が下した結論――なぜゲーム漫画は競わなくなったか?”. 電ファミニコゲーマー (2017年8月11日). 2025年9月21日確認。
- ↑ a b 佐藤ポン (2016年4月29日). “「エロゲの太陽」作者がクラウドファンディングでマンガを描く理由”. ASCII.jp. 2025年9月21日確認。
外部リンク[編集]
- エロゲの太陽 - スピネット