ウシミツガオ
『ウシミツガオ』は、板垣巴留の漫画作品。ホラーセクシャルストーリーである[1]。
秋田書店のWEB媒体・チャンピオンクロスにて2024年10月16日より2026年5月13日まで連載された。全23話。単行本は全3巻予定(最終3巻は2026年8月発売予定)。
あらすじ[編集]
待ちに待った排卵日。佐野優二と佐野恵味は妊活に励むが、挿入と射精第一の優二の行為に恵味は今一つ快感を得られないでいた。そんな2人の行為を見つめる男の幽霊。そおそこ霊感が強い恵味は、行為へ集中できないこともあって、その幽霊を認識してしまう。
不倫中の友人・真理が訪れ、恵味にも不倫を勧めてくる。現実への苛立ちもあって優二にも八つ当たりしてしまった恵味が、八つ当たりの罪悪感にさいなまされていると、金縛りに遭い身動きが取れなくなる。三日三晩、幽霊とのにらみ合いが続き、優二との関係に悩む恵味が涙を流すと、幽霊は恵味に触れ始めた。その触れ方に、優二は触れてくれない場所への幽霊のタッチに恵味は性的快感を覚えてしまう。
恵味の様子がおかしいことに気付いた優二は、仕事で面識のある霊媒師に除霊を依頼する。霊媒師から暴行を受けそうになった恵味を救ったのは幽霊であった。怒った恵味は抗議として家出を敢行。しかし優二はすぐに恵味を見つけ出して謝罪をしたことで、恵味も怒りもおさまり、仲直りのエッチをすることに。実は優二の身体に幽霊が乗り移っている状態であった。
登場人物[編集]
- 佐野 恵味(さの めぐみ)
- 33歳。霊感はそこそこ強い専業主婦。
- 学生時代に簡単なアルバイト経験はあるが、就業経験はない。
- 佐野 優二(さの ゆうじ)
- 恵味からは「優(ゆう)くん」と呼ばれる旦那さん。
- 妊活に励んでいるが、内容は恵味からしてみると今一つ。
- 母親(存命)が新興宗教にハマっていたこともあり、感情が乏しく、恵味を含めて他者との交友に不器用。
- ゴウさん
- 本名不詳。「ゴウさん」の命名は恵味。マンションの佐野家にいる地縛霊。ときおき首が落ちたり、逆さまにぶら下がったり。
- 生前は落ち目の小説家だった。
- 真理(まり)
- 恵味の友人。絶賛、不倫中。
- 不倫は夫婦間の性生活の不満解消手段であり、不倫によって(真理の家庭は)家庭円満が保たれていると主張する。
- 壺田(つぼた)
- 霊媒師。完全に霊感が無いわけではないが、除霊と称して大金を要求したり、女性に暴行を加えるようなインチキ霊媒師のようにふるまう。
- 最終話(7年後)では路上生活者となっている。
- 佐野 夏月(さの なつき)
- 最終話で産まれた恵味と優二の娘。生物学的には間違いなく優二のタネであるが、ゴウさんが優二の肉体に乗り移って(優二の意識が無い状態で)性交していたことも多々あり、どちらの時に妊娠したかは定かではない。
創作の経緯[編集]
板垣自身、不倫ソングが好きであり、不倫ものを自分でも描いてみたいとは考えていたが、不倫をする主人公を魅力的に描ける自信がなかった[2]。そこで、不倫相手が幽霊だったらという思い付きが、本作執筆のきっかけである[2]。
幽霊が相手ならではの趣向を凝らした性描写を板垣自身は気に入っており、読者へのポイントとしている[2]。
脚注[編集]
- ↑ “「BEASTARS」の板垣巴留、新作2タイトル「タイカの理性」「ウシミツガオ」1巻同発”. コミックナタリー (2025年5月8日). 2025年8月17日確認。
- ↑ a b c “夜ごと妻と関係を持つのは人間ではなかった…幽霊×夫×妻の奇妙な三角関係の行方は…気になる展開に「病みつきになる」など多くの反響【作者インタビュー】”. ザテレビジョン (2024年12月20日). 2025年8月17日確認。
外部リンク[編集]
- ウシミツガオ - チャンピオンクロス