アンドリュー・マルキンソン冤罪事件
アンドリュー・マルキンソン冤罪事件(アンドリュー・マルキンソンえんざいじけん)は、イギリスで2003年に女性が強姦された事件。アンドリュー・マルキンソン(Andrew Malkinson)が2004年に終身刑を受けるも17年後に冤罪が発覚して釈放。後に真犯人が捕まる。
概要[編集]
2003年7月19日未明、イギリスのイングランド北西部にあるリトル・ヒュートンで33歳の女性Aが帰宅途中に襲われる事件が発生。Aは意識を失うまで首を絞められており、全身に重傷を負って意識を失った後にレイプされていた。
捜査・裁判経過[編集]
被害者による身元確認によりアンドリュー・マルキンソンが容疑者として浮上。しかし、女性Aによる犯人の特徴はマルキンソンといくつか特徴は一致していなかった。女性Aの供述ではタトゥーは犯人になかったが、マルキンソンの腕にはタトゥーが存在していた。女性Aもマルキンソンが犯人という確信がなかったとしているが、警察にそのように供述するように言われていたという。
マルキンソンは2006年に陪審員の10対2の多数決で有罪で終身刑を言い渡された。
再審[編集]
マルキンソンは2009年にはイギリス刑事事件再審委員会(Criminal Cases Review Commission、通称:CCRC)に再審を求めるなどするも却下。マルキンソンはDNA型鑑定によって犯人ではないことが証明され、2020年には刑務所から釈放。それまでの間に事件で別の男性のDNAが含まれる可能性が認識されていたにも関わらずに再調査などされなかった問題が発覚している。
マルキンソンは2021年にCCRCに再び申し立て、DNA鑑定に紐づけられてポール・クインが浮上して逮捕。ポール・クインは12歳の少女を強姦した罪で有罪判決を受けた前科があった。2023年7月に事件のサンプルを再検査した証拠によってマルキンソンは有罪判決を取り消し。この再検査では、その後国家DNAデータベースに登録された男が特定された。
真犯人[編集]
真犯人として起訴されたポール・クインは2026年4月に有罪判決。2026年6月5日、拘禁21年の実刑判決を言い渡されている[1]。